ツファット:魅惑のアーティスト地区

公開日 : 2016年04月20日
最終更新 :

以前の記事でもご紹介したイスラエル北部の小さな町、ツファット。ユダヤ聖地であり、イスラエル国内はもとより世界中のユダヤ人にとって特別な場所ですが、日本人の私にとってもツファットはお気に入りのイスラエル旅行先です。その古い街並みに足を一歩踏み入れると、中世にタイムスリップしたかのような感覚を覚えます。薄い褐色の石造りの家々と真っ青に透き通る空のコントラストを背景に、気の利いたおしゃれでかわいい町並みのディーテールを発見しながら町を歩く、、、。とにかく街歩きが楽しいのです。今回はツファットのアーティスト地区に焦点を当てたくさんの写真とともにご紹介したいと思います。

ツファットは旧市街、新市街とアーティスト地区と大きく3つのエリアに分かれていますが、観光の見所が多いのは旧市街とアーティスト地区。なかでもアーティスト地区にはイスラエル国内と、海外からは主にアメリカから多くのユダヤ人アーティスト達が移住しており、多くの個性的なアトリエ兼ギャラリーがあります。その多くはユダヤ教や密教カバラをテーマとしたアートとなっており、ツファットはユダヤアートに触れるのに絶好のスポットでもあります。

写真下はアーティスト地区のメイン通り。細い路地にギャラリーが並び、中東っぽいエキゾチックな雰囲気を醸し出しています。なお、イスラエルの北部に位置し標高900メートルの丘陵地帯に位置するツファットでは冬に雪がふるため、路地には雪溶け水の排水のための溝が付います。

ツファット

こちらはユダヤのお祈りの言葉を美術で表現した作品のギャラリー。写真に写っている男性は、ご自身がアーティストで、ギャラリー内で実演制作をされていました。

ツファット

こちらは、たまたま入った、絵画とブロンズ像のギャラリー。ミニマリストながらとても完成度の高い、おしゃれな空間が創りだされており、このようなお店を覗きながら散歩するのが、まさにツファットのアーティスト地区の醍醐味です。

ツファット

こちらは同じ通りで見かけたレストラン。インテリアにたくさんのアーチを駆使した店内の様子があまりにも素敵です。

ツファット

ここから下はメインストリートから場所を移して、アーティスト地区のレジデンシャルエリアへ。観光客向けのギャラリーが軒を連ねるメインストリートとは対照的に、ぽつりポツリとアーティストの住居兼アトリエがあるエリアです。個々のアトリエは一般向けに開放はされていませんでしたが、それぞれの家のドアにデザインが施され、街全体が芸術のようです。

ツファット
ツファット
ツファット
ツファット
ツファット

こちらのお家は、ドアが半分空いていて運よく中を覗き見することが出来たのですが、なんと、中庭には満開のアーモンドの木が!アーモンドの木の花は一見桜にそっくりな花で、イスラエルの春を告げる花の一つ。日本を離れて暮らす日本人としてはちょっとうれしくなってしまう光景です。

ツファット

最後に、今回宿泊したThe Way Inn という名前のホテルの紹介です。

アーティスト地区にひっそりと佇む5-6部屋の小さな個人経営のホテルです。お部屋の内装のおしゃれ度、色使い、感性の高さといい、部屋からの眺めといい、ツファットらしさを満喫できるすばらしいホテルでしたので、おすすめしたいと思います。

個々の部屋へのアクセスは、敷地内のパティオから。まず、こちらが部屋のドア。

ツファットのホテル

ツファットの古い建築を改装したホテルで、部屋のサイズはすべて異なり、それぞれのインテリアはすべて異なるテイストで装飾されています。ミニマリストでありながらも、絶妙な色使いとデザインで、とにかくお部屋が可愛いのです。

ツファットのホテル

こちらはお風呂、モザイクが美しく、一日の旅の疲れを癒やすには絶好のデザイン。

ツファットホテル

朝食スペース。一部がステンドグラスになっている前方の窓の外にはツファットの丘陵の絶景が広がり、お部屋のインテリはモダンとアンティークの融合で、とにかく可愛くまとめられていたのが印象的です。

ツファットホテル

こちらはホテルからの眺め。空気が美味しいです。写真では見えませんがこの先にガレリア湖があります。

ツファット

いかがでしたでしょうか。ツファットのアーティスト地区は街歩きをするたびに毎回新たな発見があり、またどのシーンも写真映えすることから、訪問者を虜にしてしまう魅力があります。イスラエル旅行の際は、ぜひ立ち寄られることをおすすめします!

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