新型コロナ感染拡大防止を願う!【憾満ヶ淵の並び地蔵】日光市

公開日 : 2020年07月20日
最終更新 :
筆者 : KEY
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栃木県日光市と言えば日光東照宮が有名ですが、その南西のかたわらに【憾満ヶ淵・かんまんがふち】と言う景勝地があります。

そこには並び地蔵(化け地蔵)があるのですが、今回、新型コロナウイルス感染拡大防止を願い、地元の「日光市女将の会」により並び地蔵にマスクが着用されました。

憾満ヶ淵・かんまんがふち

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憾満ヶ淵とは?

男体山から噴出した溶岩によってできた奇勝と大谷川の清流が織りなす自然美。

川岸に巨岩があり、岩上に晃海僧正(こうかいそうじょう)によって造立された不動明王の石像が安置されていましたが、その不動明王の真言(しんごん)の最後の句から「かんまん」の名がついたといわれています。

地蔵群の対岸は日光植物園になっており、春の新緑に始まり秋の紅葉、そして地蔵たちが雪をかぶるまで、美しい風光を楽しむことができます。

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渓谷なので足元には十分注意をして進みましょう。

遊歩道に並び地蔵があります。

並び地蔵(化け地蔵)

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慈眼大師天海の弟子約100名により寄進されたものでもともとは列座の奥に親地蔵が置かれていましたが、明治35年の大洪水により流されてしまったようです。

参拝者がこの地蔵の数を数えるとその都度、数が違うことからいつしか「化け地蔵」と呼ばれるようになりました。

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女将たちや地蔵を所有する日光輪王寺の関係者らが集まり、女将たちの手作りマスクを約70体の地蔵にていねいに着けられました。

マスクにあるマーク?

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マスクの一部にある黄色の魚マーク。

これは宇都宮市の無病息災の縁起物【黄ぶな】の刺繍が施されています。

黄ぶなとは?

宇都宮市の郷土玩具で黄ぶなには、天然痘が流行した際、田川で黄色のフナが釣れ、食べた人の病気が治ったという伝説があり、新型コロナの影響でこの黄ぶなが注目されているのです。

私も新型コロナが早く終息することを祈っております。

・記事にしつつもぜひとは言えない状況になってきてますが、訪れる際は体調が優れないときの行動は避けることはもちろんのこと。なるべく自家用車移動。

マスク着用。手洗いうがいを消毒を行い、人混み、接触を避けたソーシャルディスタンスを保ち、感染防止に努めて行きましょう。

■並び地蔵・憾満ヶ淵

・場所: 栃木県日光市匠町

・アクセス: JR日光駅・東武日光駅より東武バス「中禅寺温泉」、または「湯元温泉」行きで6分、「総合会館前」下車徒歩20分

※自家用車 駐車場有

筆者

栃木特派員

KEY

生まれも育ちも栃木県です。新たな時代の変化など自分の目で確かめ、少しでも栃木県の魅力を発信できればと思い執筆しています。

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