ちよだ江戸祭2009
2007年まで開催されておりました「江戸天下祭り」に変わり、
現在、東京丸の内で「ちよだ江戸祭」が開催されております。
江戸・東京の祭りには欠かせない山車や神輿。
今年は関東を代表する江戸型山車の人形6体と、
神輿1基が展示されておりました。
ちよだ江戸祭2009
◆東京千代田区 平河町一丁目の神輿
平河町一丁目の大神輿は昭和34年、
浅草の宮本神輿店に特注して造らせた神輿で、
宮本神輿店が作製した超特級品神輿5基のうちの1基です。
大きさはさほどでもありませんが、
再度このような神輿は造れないとも言われています。
当時携わった先代町会役員方全員の名前を台輪の内側に刻し、
町会の宝として大切に維持されています。
※ちよだ江戸祭のパンフレットより抜粋
◆群馬県下仁田町 仲町の山車人形
楠正成(くすのきまさなり)
日露戦争で日本が勝利を治めると、全国的に凱旋記念行事の祭りや
祝賀会などが盛んに行われました。
この当時、仲町は山車購入の話が持ち上がり、
東京浅草の橋場町2丁目より、この山車を譲り受けたそうです。
※ちよだ江戸祭のパンフレットより抜粋
◆茨城県石岡市 中町町内会の山車人形
日本武尊(やまとたけるのみこと)
明治29年、町内の若者達が商人街の中町に相応しい山車を作ろうと計画し、
町の旦那衆600人を集め、三階建ての総ケヤキ造りの山車を作製。
人形の日本武尊(人形師・原 舟月作)は身長2mあり、大山車が完成されました。
現在は老巧化にともない、昭和36年に岩槻の人形師により修復され、
現在に至っています。
※ちよだ江戸祭のパンフレットより抜粋
◆埼玉県本庄市 泉町の山車人形
竹内宿禰(たけうちのすくね)
「竹内宿禰」は大和朝廷の伝承上の人物。
毎年11月に行われる「本庄まつり」で巡行する姿を見ることができます。
この人形は、頭部分を入れてあった木箱に
”明治28年12月”と記載されてあったことから、
約114年前に作製されたものと思われてます。
作者は東京浅草に住んでいた横山友次郎(朝之)。
※ちよだ江戸祭のパンフレットより抜粋
◆千葉県鴨川市 諏訪講の山車人形
神攻皇后(じんぐうこうごう)
神攻皇后は第15代応神天皇の母親。
三韓の攻略に出発して目的を達したことや、
凱旋中に無事に応神天皇をご出産したことから、
「戦いの神」「安産の神」と言われています。
もともとは神田祭五番山車・鍛冶町3丁目で使われていた山車でしたが、
諏訪講が購入し、前原三番地村の上耕一郎氏の蔵に保管され、
祭礼の度に組み立てられていました。
現在は鴨川市郷土資料館に展示されています。
※ちよだ江戸祭のパンフレットより抜粋
◆千葉県佐倉市 上町町内会の山車人形
日本武尊(やまとたけるのみこと)
幕末のころ、日枝神社山王祭の27番として使用されたと考えられ、
明治13年に室町3丁目の人形師 、二代目・仲秀英で作製されました。
「嘉永戊三年戌9月 法橋仲秀英藤原光信作」と墨書きされた木札が納められています。
弓などの小道具は白壇塗りで統一され、山車の高欄には日本武尊の神話に因んだ
白鳥の彫刻がはめこまれ、四方幕は龍の刺繍が施されています。
※ちよだ江戸祭のパンフレットより抜粋
◆埼玉県川越市 野田五町の山車人形
八幡太郎義家(はちまんたろうよしいえ)
八幡太郎義家「源義家」は源頼朝、足利尊氏の祖先です。
野田五町の産土神である「野田神社」には八幡様が合祀されていることから、
野田五町の山車人形とすることになり、初代・八幡太郎の山車が
平成2年に誕生しました。
※ちよだ江戸祭のパンフレットより抜粋
以上、人形6体と神輿1基。
どれも迫力があり圧倒されます。
なんかこう・・・
武者震いしました
↑場内には祭りの写真や、ビデオ映像も流れています。
なんかこう・・・
血が騒ぎます
こんなに間近でじっくり見学する機会は少ないと思うので、
この週末、興味がある方は、ぜひ足を運んでみて下さいませ。
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◆ホームページ
◆開催日時:2009年11月4日(水)〜8日(日)
◆開催時間:10:00〜20:00
◆会場:丸の内ビルディング1階 マルキューブ
◆お問合せ:財団法人まちみらい千代田 文化振興グループ 03-3233-3222
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