外れくじ供養の宝禄稲荷神社
サマージャンボの締め切りまであとわずか。
もう買われた方も多いかと思います。
私も毎年買ってはおりますが、今まで一度も当たった事はありません。
毎回、外れた宝くじを見ては、
何度も何度も何度も何度も見直してみるわけですが、
やっぱり外れです
しかし、めげてはいけません。
ここ東京には、この外れくじを供養し、
次回の勝運をアップして下さる神社があります。
宝くじ当選、受験合格、子宝、選挙当選など、
勝運祈願で有名な神社。
宝禄稲荷神社
〜 宝禄稲荷神社の昔話 〜
昔々、くじ運の悪い百姓がおりました。
せっせと貯めた小銭を宝くじにつぎ込んでは外れ、
いつも奥さんに怒られておりました。
ある日、奥さんが夜なべして貯めたお金を見つけると、
またもや宝くじを買い求めに江戸へ向かいます。
「こいつを元手に一発当てて、おっかあやガキ達に、
腹いっぱいの飯を食わせてやりたいのう。」
しかしそんな願いは適わず、
案の定すっからかんとなってしまいます。
そんな帰り道。
百姓は帰りの山道で見つけた祠の前で一休みをしながら、
奥さんへの言い訳を考えていました。
「きっと外れた宝くじを持って帰ったら、
奥さんに半殺しにされるに違いない・・・。」
そう思って祠の前に外れくじを置くと、
自分の運の無さを嘆くとともに、
いつか奥さんを楽にさせてあげたいと願ったそうです。
それから数ヵ月後。
小銭が貯まった百姓は、
またもや懲りずに宝くじを買いに行きます。
すると・・・
一番くじを当ておった
それからは何をやってもつきまくり、
一家は幸せになりました。
そして祠に例を言い、この場所に立派な神社を建てたそうです。
この話を聞いた人々は、いつしかこの場所を
「宝禄稲荷神社」と呼ぶようになり、
百姓の運が自分にも授かるようにと、
外れくじを置いていくようになったとさ。
パチパチパチ。
個人的には突っ込みどころの多いお百姓さんでしたが、
家族が幸せになってよかったよかった。
↑さて、この宝禄稲荷神社は新宿区原町3丁目に位置し、
場所柄か、ビルとビルの間にこじんまりと建っておりますが、
高田馬場にある有名な「穴八幡宮」の末社でもあるため、
毎年5月22日になると、穴八幡宮の神職、または官職による
「宝禄祭」が行われます。
その中で「外れくじ供養」が行われ、
全国からたくさんの方が訪れる神社です。
遠くにお住まいで東京に来られないという方には、
外れくじを郵送することも可能で、
宝禄祭の日に「外れくじ供養」を一緒にしてもらえるそうです。
これなら今年のサマージャンボが外れても、
供養してもらえれば一安心♪
って、
今から縁起悪い話ですみませんっ ( ̄▽ ̄|||)
今まで宝禄稲荷神社の宝禄祭をご存知なかった方。
これからは、外れくじをむやみに捨てず、
ものは試しに供養してもらってみてはいかがでしょうか。
お百姓さんの運。
授かりますように・・・
■宝禄稲荷神社■
都営地下鉄大江戸線:牛込柳町駅 成城学校方面出口。
都バス:大久保駅〜新橋駅の若松町下車。
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