外れくじ供養の宝禄稲荷神社

公開日 : 2010年07月26日
最終更新 :
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サマージャンボの締め切りまであとわずか。

もう買われた方も多いかと思います。

私も毎年買ってはおりますが、今まで一度も当たった事はありません。

毎回、外れた宝くじを見ては、

何度も何度も何度も何度も見直してみるわけですが、

やっぱり外れです

しかし、めげてはいけません。

ここ東京には、この外れくじを供養し、

次回の勝運をアップして下さる神社があります。

宝くじ当選、受験合格、子宝、選挙当選など、

勝運祈願で有名な神社。

宝禄稲荷神社

〜 宝禄稲荷神社の昔話 〜

昔々、くじ運の悪い百姓がおりました。

せっせと貯めた小銭を宝くじにつぎ込んでは外れ、

いつも奥さんに怒られておりました。

ある日、奥さんが夜なべして貯めたお金を見つけると、

またもや宝くじを買い求めに江戸へ向かいます。

「こいつを元手に一発当てて、おっかあやガキ達に、

腹いっぱいの飯を食わせてやりたいのう。」

しかしそんな願いは適わず、

案の定すっからかんとなってしまいます。

そんな帰り道。

百姓は帰りの山道で見つけた祠の前で一休みをしながら、

奥さんへの言い訳を考えていました。

「きっと外れた宝くじを持って帰ったら、

奥さんに半殺しにされるに違いない・・・。」

そう思って祠の前に外れくじを置くと、

自分の運の無さを嘆くとともに、

いつか奥さんを楽にさせてあげたいと願ったそうです。

それから数ヵ月後。

小銭が貯まった百姓は、

またもや懲りずに宝くじを買いに行きます。

すると・・・

一番くじを当ておった

それからは何をやってもつきまくり、

一家は幸せになりました。

そして祠に例を言い、この場所に立派な神社を建てたそうです。

この話を聞いた人々は、いつしかこの場所を

「宝禄稲荷神社」と呼ぶようになり、

百姓の運が自分にも授かるようにと、

外れくじを置いていくようになったとさ。

パチパチパチ。

個人的には突っ込みどころの多いお百姓さんでしたが、

家族が幸せになってよかったよかった。

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↑さて、この宝禄稲荷神社は新宿区原町3丁目に位置し、

場所柄か、ビルとビルの間にこじんまりと建っておりますが、

高田馬場にある有名な「穴八幡宮」の末社でもあるため、

毎年5月22日になると、穴八幡宮の神職、または官職による

「宝禄祭」が行われます。

その中で「外れくじ供養」が行われ、

全国からたくさんの方が訪れる神社です。

遠くにお住まいで東京に来られないという方には、

外れくじを郵送することも可能で、

宝禄祭の日に「外れくじ供養」を一緒にしてもらえるそうです。

これなら今年のサマージャンボが外れても、

供養してもらえれば一安心♪

って、

今から縁起悪い話ですみませんっ ( ̄▽ ̄|||)

今まで宝禄稲荷神社の宝禄祭をご存知なかった方。

これからは、外れくじをむやみに捨てず、

ものは試しに供養してもらってみてはいかがでしょうか。

お百姓さんの運。

授かりますように・・・

■宝禄稲荷神社■

都営地下鉄大江戸線:牛込柳町駅 成城学校方面出口。

都バス:大久保駅〜新橋駅の若松町下車。

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