江戸糸あやつり人形
江戸・東京を中心に、350年の歴史を重ねてきた伝統芸の1つ。
「江戸糸あやつり人形」
"江戸糸あやつり人形遣い"の上條充さんによる公演を
偶然見かけた時のこと。
何気なく見ていたつもりが、グイグイ引き込まれてしまい、
最後の最後まで見入ってしまいました。
■江戸糸あやつり人形とは■
「江戸時代に生まれ、江戸~東京を中心に伝えられてきました。
十本を超える糸と「手板」という道具であやつる独自の構造を持ち、
日本ならではの実に繊細で、表情豊かな動きをします。」とのこと。
↑江戸糸あやつり人形について、
いろいろと語ってくれた上條充さん。
海外公演に行かれた時に、ヨーロッパのあやつり人形と日本の人形を比べ、
何かが違うことに気づいたんだそうな・・・。
足の長さが違う
そんな楽しい話もしてくれておりました。
↑演目:かっぽれ
お座敷などで踊られている「かっぽれ」を、
江戸糸あやつり人形で表現。
手足はもちろん、顔の表情すら変わっていくように見えるほど、
人形とは思えない動きでした。
↑演目:酔いどれ
お祭で飲みすぎて、酔い潰れながらも陽気に踊る「酔いどれ」。
突然お面がはずれ、おかめ顔が登場。
酔っ払った動きは、自分を重ねてしまったほど
生々しい動きでございました・・・(^^;)
↑演目:獅子舞
おめでたい席で披露されるという「獅子舞」は、
一番引き付けられた演目でした。
立ち舞いをした瞬間、獅子舞の中から人間の人形が、
ひょっこり顔を出した瞬間、
生きてる
ゾクゾクっと鳥肌が立つほど「魂」が感じられました。
↑最後は"福がありますように"と、獅子がお客さんの頭を噛むサービス。
本当に福がやってきそうです。
いやぁ・・・
この江戸糸あやつり人形・・・
すごいです。
私の勝手なイメージとしましては、
どちらかというと年齢層が高い方に喜ばれる伝統芸かと思っていたんですが、
近くにいた20代前半くらいの数人の女性たちが、
なにこれっ
なんか、すごくない?
そう呟きあって見入っている姿も見かけました。
老若男女問わず引き込まれてしまう、
江戸・東京を代表する伝統芸。
「江戸糸あやつり人形」
興味がない方も一度観てみると、
日本文化のすばらしさが伝わってくるかもしれません。
機会があれば、ぜひご覧になってみて下さいませ。
■江戸糸あやつり人形■
江戸糸あやつり人形・上條充さんのHP
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