江戸糸あやつり人形

公開日 : 2011年01月19日
最終更新 :
edo1.JPG

江戸・東京を中心に、350年の歴史を重ねてきた伝統芸の1つ。

「江戸糸あやつり人形」

"江戸糸あやつり人形遣い"の上條充さんによる公演を

偶然見かけた時のこと。

何気なく見ていたつもりが、グイグイ引き込まれてしまい、

最後の最後まで見入ってしまいました。

■江戸糸あやつり人形とは■

「江戸時代に生まれ、江戸~東京を中心に伝えられてきました。

十本を超える糸と「手板」という道具であやつる独自の構造を持ち、

日本ならではの実に繊細で、表情豊かな動きをします。」とのこと。

edo2.JPG

↑江戸糸あやつり人形について、

いろいろと語ってくれた上條充さん。

海外公演に行かれた時に、ヨーロッパのあやつり人形と日本の人形を比べ、

何かが違うことに気づいたんだそうな・・・。

足の長さが違う

そんな楽しい話もしてくれておりました。

kappore.jpg

↑演目:かっぽれ

お座敷などで踊られている「かっぽれ」を、

江戸糸あやつり人形で表現。

手足はもちろん、顔の表情すら変わっていくように見えるほど、

人形とは思えない動きでした。

yoidore.jpg

↑演目:酔いどれ

お祭で飲みすぎて、酔い潰れながらも陽気に踊る「酔いどれ」。

突然お面がはずれ、おかめ顔が登場。

酔っ払った動きは、自分を重ねてしまったほど

生々しい動きでございました・・・(^^;)

sisimai.jpg

↑演目:獅子舞

おめでたい席で披露されるという「獅子舞」は、

一番引き付けられた演目でした。

立ち舞いをした瞬間、獅子舞の中から人間の人形が、

ひょっこり顔を出した瞬間、

生きてる

ゾクゾクっと鳥肌が立つほど「魂」が感じられました。

edo3.JPG

↑最後は"福がありますように"と、獅子がお客さんの頭を噛むサービス。

本当に福がやってきそうです。

いやぁ・・・

この江戸糸あやつり人形・・・

すごいです。

私の勝手なイメージとしましては、

どちらかというと年齢層が高い方に喜ばれる伝統芸かと思っていたんですが、

近くにいた20代前半くらいの数人の女性たちが、

なにこれっ

なんか、すごくない?

そう呟きあって見入っている姿も見かけました。

老若男女問わず引き込まれてしまう、

江戸・東京を代表する伝統芸。

「江戸糸あやつり人形」

興味がない方も一度観てみると、

日本文化のすばらしさが伝わってくるかもしれません。

機会があれば、ぜひご覧になってみて下さいませ。

■江戸糸あやつり人形■

edo4.JPG

江戸糸あやつり人形・上條充さんのHP

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。