浅草寺の羽子板市2011
毎年12月17、18、19日に開かれる浅草寺の羽子板市。
もともとは浅草の「歳の市」として販売されていたそうですが、
現在は「羽子板市」の名で呼ばれるようになり、
年の瀬の浅草風物詩として有名です。
今年も大変賑わっておりました。
浅草寺の羽子板市2011
羽子板に描かれる絵は、昔は自然や火祭り行事の絵があったようですが、
江戸時代後半頃から歌舞伎の人気役者(役者物)や、
浮世絵美人(浮世絵風)、細身の日本美人(松園風)、
大きな目の美人(見立て風)なども出てきたそうです。
よく見かけるのが「押絵羽子板」という、
厚紙や綿を入れて布をかぶせ、立体的になった羽子板。
↑これを作り上げたのは東京の江戸工芸職人さん。
本当に綺麗ですね・・・。
こんなに綺麗な羽子板を振り回し、
うりゃぁあああああ!!
"本気の羽根突き"は避けたいものです。(←ちゃんと飾りましょう)
お店の方に話を聞きますと、
羽子板の絵は職人さんが1つ1つ描いているので、
よく見るとちょっとずつ顔の表情が違ったりするそうです。
自分のお気に入りを見つけるのも楽しいですね。
ちなみに個人的に気に入ったのはこちら。
↑火消しの「め組」。
なんで気に入ったのだろうか・・・。
消防車のサイレンが聞こえると、
頭にシャンプーの泡をつけたままお風呂から飛び出し、
「火事はどこだーー!!」と現場に走る父親を持った、
私の運命だからでしょうか・・・。(←どーでもいい)
こういった粋な羽子板もあれば、
今時らしい「変わり羽子板」も発見。
↑キティちゃんがいたり、サザエさん一家がいたり、
ワンピースの仲間がいたり、モナリザがいたりします。
↑小さな羽子板から、大きな羽子板まで。
種類もサイズもさまざま。
↑こうして選んだ羽子板を購入すると、お店の方々が、
縁起の良い三本締めで来年の健康や多幸を祈ってくれます。
今回もアチコチで三本締めが聞こえてきました。
見ているだけでも飽きない羽子板市。
最近はお正月に羽子板で遊んでいる子供を
あまり見かけなくなりましたが、
意外と子供よりも大人の方がムキになる可能性は大。
今年のお正月は墨汁でも用意して、
羽根突きに燃えてみるのはどうでしょう。
ということで、
また来年。
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