浅草寺の羽子板市2011

公開日 : 2011年12月20日
最終更新 :
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毎年12月17、18、19日に開かれる浅草寺の羽子板市。

もともとは浅草の「歳の市」として販売されていたそうですが、

現在は「羽子板市」の名で呼ばれるようになり、

年の瀬の浅草風物詩として有名です。

今年も大変賑わっておりました。

浅草寺の羽子板市2011

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羽子板に描かれる絵は、昔は自然や火祭り行事の絵があったようですが、

江戸時代後半頃から歌舞伎の人気役者(役者物)や、

浮世絵美人(浮世絵風)、細身の日本美人(松園風)、

大きな目の美人(見立て風)なども出てきたそうです。

よく見かけるのが「押絵羽子板」という、

厚紙や綿を入れて布をかぶせ、立体的になった羽子板。

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↑これを作り上げたのは東京の江戸工芸職人さん。

本当に綺麗ですね・・・。

こんなに綺麗な羽子板を振り回し、

うりゃぁあああああ!!

"本気の羽根突き"は避けたいものです。(←ちゃんと飾りましょう)

お店の方に話を聞きますと、

羽子板の絵は職人さんが1つ1つ描いているので、

よく見るとちょっとずつ顔の表情が違ったりするそうです。

自分のお気に入りを見つけるのも楽しいですね。

ちなみに個人的に気に入ったのはこちら。

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↑火消しの「め組」。

なんで気に入ったのだろうか・・・。

消防車のサイレンが聞こえると、

頭にシャンプーの泡をつけたままお風呂から飛び出し、

「火事はどこだーー!!」と現場に走る父親を持った、

私の運命だからでしょうか・・・。(←どーでもいい)

こういった粋な羽子板もあれば、

今時らしい「変わり羽子板」も発見。

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↑キティちゃんがいたり、サザエさん一家がいたり、

ワンピースの仲間がいたり、モナリザがいたりします。

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↑小さな羽子板から、大きな羽子板まで。

種類もサイズもさまざま。

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↑こうして選んだ羽子板を購入すると、お店の方々が、

縁起の良い三本締めで来年の健康や多幸を祈ってくれます。

今回もアチコチで三本締めが聞こえてきました。

見ているだけでも飽きない羽子板市。

最近はお正月に羽子板で遊んでいる子供を

あまり見かけなくなりましたが、

意外と子供よりも大人の方がムキになる可能性は大。

今年のお正月は墨汁でも用意して、

羽根突きに燃えてみるのはどうでしょう。

ということで、

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また来年。

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