椎名町の金剛院にはマンガ地蔵さまがいらっしゃいます
こんにちは!
地球の歩き方 東京特派員ブログ担当のみみです。
池袋から西武池袋線椎名町駅の北口を降りると、すぐ目の前に立派な赤い門が見えます。
真言宗豊山派 金剛院です。
金剛院は、1522年(大永2年)に聖弁和尚という真言宗の僧侶によって開創されました。
現在は33代目となる住職様は、寺カフェのオーナーだったり、お寺コンサート、お坊さんのファッションショーなどを開催されるなどユニークな方のようです。
そのお寺の中に、とても気になるお地蔵様がいらっしゃるというので訪ねてみました。
マンガ地蔵さまです。
1952年ごろ、椎名町のトキワ荘というアパートに、のちに著名な漫画家となる、手塚治虫、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫などが暮らしていました。
(現在はその建物は取り壊されてしまいましたが、漫画好きの聖地となったので豊島区が復元施設を建設しています。)
椎名町は戦後すぐから絵や彫刻を学ぶ学生や若い芸術家が多く集まっていたそうです。
椎名町には新しいものを創り出そうとする志を持つ人々が縁を結び、創造する力を育む魂が宿っていると考え、その志を伝えるために建てられたのがマンガ地蔵というわけです。
穏やかな表情のお地蔵様ですが、よくみると私たちが知っているお地蔵さまとは少し違うようです。
「光背」と呼ばれる背後にある飾りは、まるで水芭蕉の花のようですが、実はこれは「かぶらペン」を模したものです。
マンガを書く時にも使われる、インクをつけながら書くペンの事です。
そう言われてから見ると、ペン先のようにも見えます。
右手には錫杖(しゃくじょう)の代わりにGペン(マンガを描くためのペン)、左手には「チエの実クン」という思いの如く叶う、宝物の玉(如意宝珠)を持っています。
衣の柄は、漫画のコマになっていて、擬音が書かれています。
御利益は、創造していくエネルギー、縁の力を頂けるのだそうです。
また、マンガ地蔵さまは、トキワ荘があった方向を見つけているのだそうです。
創造していくエネルギーが欲しい!と思われた方は、ぜひ訪ねてみて下さい。
金剛院
【所在地】東京都豊島区長崎1-9-2
【アクセス】西武池袋線 椎名町駅 北口下車 徒歩すぐ
https://www.kongohin.or.jp/
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