銀座に10㎞にわたる煉瓦街があった名残りを見つけました

公開日 : 2019年12月29日
最終更新 :
筆者 : みみ

こんにちは!

地球の歩き方 東京特派員ブログ担当のみみです。

銀座に「金春(こんぱる)通り」という珍しい名前の通りがあります。

「金春」の由来は、江戸時代に能の「金春流」のお屋敷があったことに由来しています。

江戸時代に、幕府直属の能役者として土地や俸禄を与えられていた四家のうちの1つだった金春家は、江戸時代初期から江戸で能を演じていた名家で、お屋敷が無くなった後も、名前を残しているそうです。

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明治時代になって、江戸の大火を恐れた政府は、銀座に延べ10㎞に亘る壮大な煉瓦街を造りました。

残念ながら、煉瓦街はのちの関東大震災で焼失し、幻と言われるようになりました。

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しかし昭和63年のこと、かつての「金春屋敷」から、幻と言われていた煉瓦街の意向が発掘され、江戸東京博物館に収蔵されました。

そして、その一部が、ゆかりの金春通りに「銀座金春通り煉瓦遺構の碑」として建立されました。

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金春通りには、「金春湯」という銭湯があります。

中央区に10軒残されている公衆浴場(銭湯)のうちの1軒で、操業が江戸時代末期の文久3年(1863年)、150年以上の歴史を持つ銭湯です。

ご興味のある方は、ぜひ訪ねてみて下さいね。

【銀座金春通り煉瓦遺構の碑】

中央区銀座8丁目

JR山手線 新橋駅銀座口から徒歩2分

https://komparu-ginza.com/

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