トリノ カフェ探訪 ! 伝統と革新☆老舗ジェラート Pepinoから目が離せない

公開日 : 2017年04月17日
最終更新 :
筆者 : YUCA
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前回、ジェラートの話がでたので、ジェラートを語るには、まずこの老舗を語らずには始まらない。

その名は、Caffe` Pepino(カッフェ・ペピーノ)

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イタリア 初代首相 カミッロ・カヴール氏が今では、銅像となり堂々と見守るトリノの街の中心地 Piazza Carignano (カリニャーノ広場) の一角に所在する。もちろん彼も常連のひとりだったのは言うまでもない。

カブール伯爵は美食家としても有名で今後紹介するバールやリストランテにも度々登場するのでお楽しみに♪

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創業は、1884年。ナポリ王国で御用達となっていたジェラートを先代 Domenico Pepino (ドメニコ・ペピーノ)氏が、ナポリから機械、型、材料など全てをトリノへ運び数年後に現在の店をオープンさせる。

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研究を重ね、1939年には世界でいち早くチョコレートでコーティングした棒付きのアイスクリームを発明した。

その名も Pinguino® (ピングイーノ) = ペンギン!コーティングチョコレートの黒と中からでてくる白のヴァニラ

アイスクリームから想像した名前らしい。

その当時、映画が1リラ、ペピーノのアイスクリームが1リラ。皆、映画に行くときは、ペピーノのアイスクリームと

セットで2リラを用意したと言う。金額からして映画と同等とは、ピングイーノの人気と価値が伺える。

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ジェラートも昔ながらの製法を守り丁寧に作られている。もちろん皿盛りジェラートやカッフェ、アペリティーボも

店内、そして気候の良い日は外席でも楽しめる。写真は、偶然にも遭遇したペピーノを代々受け継ぐ家系の若きオーナー Edoardo Cavagnino(エドアルド カヴァンニーノ)氏。以前、一緒に仕事をしたことがあったので久しぶりの再会に話が弾む。ジェラートの6種類 食べ比べ! を御馳走になった。素材にもこだわり種類はたくさんあるが、こちらの 原点 Crema Pepino(クレマ ペピーノ)は是非味わって頂きたい。昔ながらの懐かしいお味に優しい気持ちになる。

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持ち帰り(食べ歩き)用のジェラートオーダーは、お店の正面から向かって右側にある外から注文しよう。

向かいにあるベンチに座りカヴール伯爵を眺めながら食べるのも乙である。

【データ】

Pepino

Piazza Carignano, 8 - 10123 TORINO

http://www.gelatipepino.it

日・月 09:30 - 21:30

火 -木 09:30 - 22:30

金・土 09:30 - 23:30

筆者

イタリア特派員

YUCA

イタリア ピエモンテ州 アスティ在住。 フードスタイリストとして活動15年目、アスティにて起業。

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