Vinissage 自然派ワインの祭典 @ アスティ

公開日 : 2017年05月10日
最終更新 :
筆者 : YUCA
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アスティで行われる年に一度の自然派ワインの祭典 Vinissage (ヴィニッサージュ)が今年も2日に渡り開催されました。個人的には中心地からは少し離れても去年までの会場の方が趣があって好きだったんですが、今年からは去年までの会場とは一新しアスティ唯一の目抜き通りCorso Alfieri (コルソ アルフィエリ)に位置する Palazzo Ottolenghi(パラッツォ オットレンギ)にて所狭しとピエモンテ州を中心にその他12州、合わせて64の生産者さんが集結しました。

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自然派ワインとは、化学肥料を使用しない有機栽培の葡萄のみを使用したワインというくくりがあり、その農法により Biologici (ビオロジチ)、 Biodinamici (ビオディナミチ)そして Naturali(ナトゥラーリ)に分けられます。いろいろなカテゴリーで厳しい基準、審査があり、その審査に合格した人たちだけが参加できるワイン品評会というのもあるのでそれについてはまたご紹介しますね。

自然派ワインの生産者さんたちは、自身の哲学を信じ、飲む人の健康や環境にも配慮し、自然気象に左右されながらも我が子を育てるように愛情たっぷりで育て上げます。そんな手塩にかけた自然派ワインのみのお祭りなのです。

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アスティ郊外にある料理専門学校の同僚であり、ワイン学校に一緒に通った友人と会場に着くや否や、冷や汗が止まりません!!!なぜなら、自然派ワインの巨匠である Lorenzo Corino(ロレンツォ コッリーノ)氏と、その息子さんのブースが目の前に!!同ワイナリーで働く友人でもある日本人女性 Yuko(ゆうこ)さんがご紹介して下さいました。

実はこのお方、私が暇さえあれば通うワイン畑の師匠の師匠なのです!

お名前はもう何年も前から存じ上げていましたが、私なんぞ恐れ多く紹介してほしいとかお会いしたいなんてお願いすることもなく現在に至っていました。そんなカリスマに実際にお会いすることができ、そのオーラに圧倒。胸が高鳴り汗が止まりません。。。そんな偉大なお方が、お話しをさせて頂いた後、無造作にするする~と著書にサインをし、「プレゼントするよ!」と。 それに加え、「今度、畑に招待するよ!」 ですって?!!! 脈拍数はマックス。それもこれも友人ゆうこさんと畑の師匠 Claudio (クラウディオ) のおかげであります。感謝感謝感謝。

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そんな魅力あふれる彼らのワインは、私の師匠がご指導を受け、畑も近いということや、ワインに対する哲学が同じということもあってか、ネッビオーロのクリュは、不思議と同じ香り、余韻がしました。そして何より優しく繊細でありながらも力強いのです。

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会場には、ワインのみならず、はちみつ、チーズ、ドルチェにハーブなども出店され、その他イベントも好評に幕を閉じ、初日の大雨にも負けず2日間大いに賑わいを見せていました。

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来週から日本へ行くと知った制作者でもある友人が「では、これを持って行きなさい!」と満面の笑みでこのイベントの為につくった木のキーホルダーを、これでもか!というくらい持たせてくれました。ありがたやありがたや。

Vinissage

筆者

イタリア特派員

YUCA

イタリア ピエモンテ州 アスティ在住。 フードスタイリストとして活動15年目、アスティにて起業。

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