HONDA INDY TORONTO 最終日のことなど
インディー・トロントのレポートの最終回は、2日間の練習走行の風景と最終日の様子をお伝えしますね。
まずは練習走行。練習といってもタイムを争ってポールポジションを狙う重要なQualificationの意味もあります。実は最初の頃「こんなもんなのかー」と思っていたんですが、連取走行も最終日になると、本番さながら、もの凄い爆音とスピードで走り抜けるんです。。
これは唯一の日本人ドライバー、武藤選手のレースカー。直前を走るレースカーがスピンしたのを、コーナーで即座によけた所。
ちょうど撮影していたフォト・ホールの目の前で起こった出来事に、4人いたカメラマンのうち3人は仰天してファインダーから目を離してしまいました。で、もう一人のカメラマンは「今日の仕事は終わり!」といって、その場を立ち去っていきました。どうやらスピンの決定的瞬間を撮ったようです。マシンに異常がないと、コースマーシャルが手伝ってこのように再スタートを切ります。
その時撮ったムービーです。
どこで撮っていたかというムービーです。
さて、いよいよ最終日、ピットレーンが正面に見えるスタンド(シルバーグランドスタンド)はすでに超満員。
ここからは、こんな風に見えます。巨大なスクリーンでは常時TV放送と同様のシーンが映し出されているので、結構楽しめます。
ピットレーンにはすべてのレースカーとドライバー、スタッフが集合。開会のセレモニーが行われます。後ろに見えるのが、ピットレーン上にあるゴールドグランドスタンド。
これは決勝レースに出場する武藤選手がレースカーに乗り込む所。
ペースカーが先頭を走ります。
で、その後を一斉にレースカーが通り抜ける、という形でレースが始まります。これを数周繰り返し、ペースカーがピットに入るといよいよレーススタートです。
耳をつんざく轟音とともにレースカーは走り抜けて行きます。そして次々とピットに。
ものすごい勢いでピットスタートする、地元カナディアンのポール・トレーシー選手。
この後、数回マシントラブルやクラッシュでレースは止まります。
なんと、先のポール・トレーシー選手、コーナーで別な車と接触してあえなくリタイア。残念! 武藤選手のレースカーもマシントラブルらしく、順位を上げられません。
先頭のレースカーが85周を走り切り、レースは終了。
優勝したのは、ポールポジションからスタートしたフランキッティー選手。下の写真は優勝を祝う瞬間。なぜか紙吹雪が舞います。TVクルー、カメラマンでごった返しています。
サポートスタッフに祝福されるフランキッティー選手。
当日は心配されたお天気も崩れる事なく、無事にトロントでのインディーは終了。その後あっという間にスタンド、コースは片付けられ、翌日にはもう普通の状態に戻っていました。
今回は観客席からではなく、メディアとして入ったためにかなりレースカーに近い所まで行く事が出来ましたが、スタンドから観るレースカーも迫力満点。ぜひ耳栓を用意して、来年のインディーに挑戦してみませんか?
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