【中国編】フランス租界の夜
さてさて、ようやくたどり着いた上海はフランス租界と呼ばれる地域。夜9時を回りましたが、「さっそく近所を歩いてみましょうか」とガイドをしてくれた現地在住の方に連れられて、カメラ片手に街へと繰り出しました。カメラは夜の高感度撮影なので、Nikon D700にカールツアイスのレンズをつけて、身軽に出かけてみました。
この「租界」というのは、元来「外国人居留地」として定められた場所のことを言うようです。なので、フランス租界と言えばフランス人が居留していた場所、ということになるのでしょうか。上の写真のように、ふと見かけるちょっとした物にも、どことなく異国情緒が溢れているような、そんな雰囲気がありますね。
歩いたルートは、ほぼ以下のようになっています。地図上の薄紫の線が、当日歩いたおおよその場所になっています。地図を拡大すると分かりやすくなります。
より大きな地図で 上海撮影マップ(初日夜) を表示
で、実際にこのフランス租界を歩いてみて私が感じた第一印象は「路地の街」。実際はこんなふうに外から閉ざされている扉がいくつも見られるのですね。それはこうした扉であったり、鉄格子のようなものであったり、あるいは門番がいるオープンな門であったりします。
そこから中をのぞくと、こんな路地が見えます。
で印象的なのは、外からは閉ざされている、ということなんですね。ある意味、10軒〜20軒の家が集まっている街角のひとくくりが「結界」のようになっていて、ご近所さんが寄り集まって暮らしている、という印象ですね。外部の人間は入れませんよ、ということです。
こんな風に造花でしょうか、お花が飾ってあったりします。何でしょうねぇ。。。
有名な「人民日報」も、こんな風に壁に掲示されています。ネット時代の今でもこういう伝統は続いているんですね。
ちょっと裏路地に入ってみると(住宅地ではなく、正面が中華レストランだったりするんですが、入れる裏路地もあります)、こんな風に洗濯物が干してあったりします。こんな風景も微笑ましい・・・
こんな雑貨を売っているお店も、まだ開いています。夜もだいぶ更けてきましたが、、、お店の中にはなぜか誰もいません。。。
この段階では夜中の1時を過ぎていたと思いますが、たぶんうどんやさんなんでしょうか、一応お店としては開いていました。
行きに通った場所では露店が出ていました。何か食べ物を売っているんでしょうか。。言葉が話せたら・・・
この「結界」な感じというのは翌朝にさらにはっきりとわかるわけですが、それについてはまた後ほど。
念のために、夜遅く歩いていますが、現地在住の方に連れていてもらっているのと、カメラでの撮影はあまり目立たないよう、特に人に向けて写真を撮ることはこの深夜では御法度。観光気分であることは間違いありませんが、周辺の状況には常に気を配られると良いと思います。
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