ウイニペグの観光スポット(1)「The Forks」
前回のウイニペグの基本情報をレポートで触れたVIA鉄道駅前(地図1)の観光スポット「The Forks(http://www.theforks.com)」をご紹介します。
ここは6000年の昔から今に至るまで、それぞれの時代に「人々が出会う場所」として重要な役割を果たした場所。その歴史的な背景を理由に、1974年にカナダの史跡に指定されました。レッド川とアシニボイ川が合流する半島のような形をした広場は、パンフレットの地図が全体像を把握するのにわかりやすいのでご覧ください。
まずはガラス張りのタワーが目印の、「The Forks」の中心的な存在となるマーケット(地図2)。中に入ると全体としてこぢんまりとしていますが、1階フロアはファストフード店が並ぶフードコートと生鮮食料品店、ロフトと呼ばれる2階はアートギャラリーっぽいお土産店などが並びます。
マーケットの左手正面にある「Johnston Terminal」(地図4)は、1930年にウイニペグ最大の倉庫として建築された建物を改装したもの。レストランやアートっぽいお土産屋さんと地下にはアンティーク・マーケットがあります。
このターミナルを出て正面、レッド川沿いに歩くとちょっとした散策路やボートツアーなどもあります(地図3)。
マーケット北側には「Festival Park」と呼ばれる広いスペースにステージがあり、夏にはコンサートなどのイベントが行われます(地図5)。
ステージの向こう側に見えるひときわ目立つ近代的な建物が、建築中の「カナダ人権博物館(http://www.humanrightsmuseum.ca)」(地図6)。来年2014年の完成を目指して、現在建築中。その向こう側にはMLBのマイナーリーグが行われる野球場があります(地図9)。ちょうど私が滞在していた時にオープニングゲームが行われ、美しい花火が上がっていました。
レッド川を渡る橋につながる遊歩道の先に「Esplanade Riel」(地図7)という橋があります。橋の中央には半円形の建物があり、中をのぞくと現在は使われていないのですが、ここはかつてレストランが営業していたのだそうです。現在リニューアルオープンに向けて準備中とのこと。ここからは、レッド川を見晴らす美しい眺めが楽しめるとあって、再オープンに期待が高まっています。
この「The Forks」は、ランチを含めて半日は過ごせる場所。週末はコンサートやイベントなども行われるので、川沿いの散策路でサイクリングでもしながら過ごすと良いかもしれません。特に来年にオープン予定の人権博物館は、カナダ初の国立博物館。通常この手の博物館はオタワと決まっているのですが、首都以外に建設されるのも初めて。モザイク・カルチャーと言われる移民の国カナダが、人類の歴史と人権について、展示を通して理解と教育を行う施設としてカナダの新名所になると今から期待されています。
次回は、このForksの中央に最近できた「Inn at the Forks」(写真8)というブティックホテルをご紹介します。
ウイニペグ観光局:http://www.tourismwinnipeg.com
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