トロントの地下都市「PATH」は大混雑

公開日 : 2015年01月23日
最終更新 :
筆者 : MAKOTO
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トロントは毎日気温がマイナスを記録する、冬真っ盛り。外を歩く人もまばらで皆寒そうですが、高層ビルが建ち並ぶダウンタウンの中心を迷路のように走る地下通路、通称「PATH」は沢山の人で賑わっています。

この地下街「PATH」の歴史は古く、初めて作られたのは今から1世紀も前の何と1900年。始まりはイートンセンターの前身となるデパートと通りを隔てたアネックスをつなぐ地下道として誕生すると、その後拡張を繰り返し、地下道ネットワークとして北は最近無印良品トロント店ができたことでも話題となったアトリウム・オン・ベイとトロントバスターミナル、南はユニオン駅を超えてさらにハーバーフロントエリアへと伸張中。

100年前は地下通路として始まった「PATH」も、今や総面積371,600平方メートル、地下通路そのものが「街」となり、各種店舗がひしめき合う世界でも類をみない程の巨大ショッピング施設として、ギネスブックに登録されているほどになりました。

近郊都市鉄道「GOトレイン」、ナイアガラやモントリオール、バンクーバーへも向う大陸横断鉄道のVIA、ダウンタウンを結ぶ地下鉄の起点となっているユニオン駅から、毎日30万人の乗降客が、特にこの冬の時期はすべて「PATH」へと吸い込まれて行きます。

これだけの人が朝は7時過ぎから夕方までここを利用するので、フードコートはもちろん、ショッピング、理容室、はたまたネイルアートまでお店が沢山。

観光ということで言えば、イートンセンター、CNタワーやセントローレンス・マーケットをはじめ主要なアトラクションのアクセスは寒さ知らずです。

冬のトロント街歩きは、「PATH」を中心にしてみてはいかがでしょう?

「PATH」トロント市公式ウエブサイト:

PATHのマップ(PDF)

http://www1.toronto.ca/static_files/economic_development_and_culture/docs/BIA%20Maps/PATH_map.pdf

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