酒津のトンドウ(伝統行事)

公開日 : 2018年01月25日
最終更新 :
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鳥取市気高町酒津に伝承されるトンドウと言われる行事は、

小正月の火祭りで、毎年1月15日に近い土・日曜日に行われます。

トンドウと呼ばれる円錐形の大きな作り物を海岸に作って火を燃やし、

正月に迎えた歳神を送るとともに無病息災や豊漁を祈願する行事です。

行事初日の土曜日は、浜辺に藁や竹などでトンドウを作り、

7歳~12歳までの男子が年齢により決められた役割に従い、

コリトリと称して海辺で身を清めてから、

海藻(あかもく)を持ってトンドウの周りを回ったり、

地区の家々を清めて回ります。

翌日曜日は深夜に子どもたちが集落を歩いて火入れの予告をし、

早朝にトンドウに火をつけて燃やします。

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藁や竹で作られたトンドウ

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裸足・トランクス1枚の姿でトンドウの周りを回る少年たち

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伝承組織に年齢階梯的な秩序が維持されているなど、地域的特色も豊かです。

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海に浸した海藻を持って、家々を清めて回ります。

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20180113tondou8.jpgのサムネイル画像

かつての忌屋を表現した焼代はめずらしい方法で、国の重要無形民俗文化財とされています。

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