コルド・シュル・シエル 南西フランスフランスの "美しい村" "Cordes-sur-Ciel" sur-Ciel"天空のコルド"

公開日 : 2018年10月30日
最終更新 :

トゥールーズ市から車で約1時間。

美しい村コルドシュルシエル 。

遠くから見える小高い山の標高に聳え立つ村

の姿が、宮崎駿の映画ラピュタのモデルと噂されることがとてもよくわかります。

オクシタニー地方フランス南西部のなかでも偉大な歴史のある古い"城壁の村"。石畳の坂を登ると城壁の入り口、時計台の塔の入り口に一歩足を踏み入れると、手入れの行き届きいたハーブ、蔦の木で生い茂った美しい旧家、建物が坂続きに立ち並びます。一般の民家であったり、個性的なアーティストのブティック、ギャラリー、レストランは一見、普通の"フランスの美しい村"。

コルド・シュル・シエル村の歴史は、現在の"美しい村"の姿となるはるか昔12世紀に遡ります。中世の歴史を知るとコルド・シュル・シエルを訪問する魅力はますます深まるはずです。オクシターニ地方ならではのカトリック宗教の悲惨な歴史、異端の宗教と言われるカタリ派の重要な拠点であること。カタリ派宗教戦争勃発はこの地コルド・シュル・シエルからまさに勃発 。アルビ市、トゥールーズ市と並ぶタカリ派勢力が強い場所だったのです。またサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路でもありことなども、フランス中世の歴史を重みを感じる重要な村でもあるのです。

美しい村を、中世の歴史を胸に思いながらこの街を歩くのもまた感慨深いものです。

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コルドシュルシエル 村、坂道の続く石畳の道なり。レストランやホテル、ギャラリーなどが続きます。

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コルドシュルシエル 村への入り口。村の下からは観光ミニトロッコが村の上まで走ります。石畳の坂は決して楽ではないので、年配のかたや小さなお子様連れにおすすめです。

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コルドシュルシエル では建物の詳細部も観察したいものです。ドアの上に彫刻されているデザインでわかります。昔はこの場所で"鳩と魚"が売られていたのです。

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村の中から望むコルド・シュル・シエル 周辺景色。四季折々の風景があります。

筆者

フランス特派員

フランスパラディ

トゥールーズ在住18年。フランス政府公認添乗員ガイド。

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