No.40フランス北部、季節のお便り:燃えるような黄色

公開日 : 2014年11月24日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

 この辺りで、再び季節のお便りを。

 今年の北フランスは、去年に引き続き、例年と比べて温暖な晩秋となっています。昨日の気温も8-12度。時折ぐっと冷え込むこともあるのですが、数日するとまた緩むという感じで、11月も終わりに近づくというのに、なんだかまだ秋の気分のままです。

40-1.jpg

 No.18 フランス北部の秋便り:身近な風景からで紹介したご近所のパレット壁。残念なことに、今年の10月は強風が多く、実は全部が赤く染まる前に散ってしまいました。

 いまかいまかと待ち構えていた頃に撮った写真、まだ紅葉が終わっていない頃のものをご紹介しておきましょう。

40-2.jpg

 私の頭の中では、黄葉と紅葉は、同時か、むしろ紅葉のほうが後のように位置づけられていたのですが、今年注意をして見ていると、赤くなった葉がみんな落ちてしまったあとも、黄色い葉の木が、案外あちらこちらに残っています。

 ぼっとそこだけ燃え立つような黄色とでも言うのでしょうか、街角で、はっと驚かされることもあります。

40-3.jpg
40-4.jpg

 日照時間はかなり短くなり、現在日の出は8時15分。日の入りは16時49分となっています。ちなみに明石の日の出は6時39分。日の入り16時47分。日本と比べ、一時間半くらい日照時間が少ないことになります。

 また、No.18を書いた10月10日時点では、日照時間が11時間5分でしたから、それから更に2時間半も日が短くなったことになります。

 まだこの先冬至まで一ヶ月は、ぐんぐん日が短くなる予定。今月末には、待降節に入りますから、町の主な通りには、クリスマスの明かりの装飾が施されはじめました。それらがきらびやかに輝き始める頃には、秋の気配はすっかり姿を消すのでしょうね。

40-5.jpg

 木々の燃えるような灯りを楽しめるのも、今週いっぱいとなりそうです。

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。