No.80《注意》パリのRER-A線、今朝(1/29)からの混乱:続報加えました
みなさん、おはようございます。こちらは1月29日木曜朝8時半です。今朝一番に入ったニュースをお知らせしておきます。
パリの郊外列車(RER)のA線の運行が非常に乱れています。運転手が職務中、脅しを受けたことに抗議して、「職務放棄」していることが原因です。
RER-A線は、パリの東と西を結ぶ大動脈で、一日に100万人以上の人を運びます。東はディズニーランドのあるマルヌ・ラ・ヴァレやヴァンセンヌ。西は、ラ・デファンスやナンテールを通ります。
市内で言えば、シャトレ・レ・アールや、オペラ座近くのオーヴェールを通ります。
パリ市内は、地下鉄1番線とほぼ平行して走っていますので、RERではなく、地下鉄を利用するようにしてください。Château de Vincennes(ヴァンセンヌ城)より東と、Saint-Germain-en-Laye(サンジェルマンアンレ)とLa Défence(ラ・デファンス)の間は、今朝から代替バスが運行しています。
2013年の統計では、RER-A線の利用客は、イル・ド・フランス(パリとその周囲)の交通機関利用者の15%を占めていました。この『職務放棄抗議』は、今のところいつ終わるか分かりませんので、パリ市内移動の方は、ご注意ください。
フランス語のみですが、RATP社のアナウンス詳細はこちら。
【続報】現地17時半
もともとの原因となったのは、昨日水曜夜パリより東のトルシーで運転手が乗客に頭突きをされ、鼻を骨折した事件でした。
今もこの抗議のストライキは続いていますが、一時間ほど前、現地時間の16時半より、RATP社幹部の有志の協力により、RER-A線運行が回復しています。市内で5-6分に一本の運行は、今夜8時までの予定。
それ以降は、いつ平常運行に戻るか、まだ目処が立っていません。
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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