No.98パリで一番美味しいクロック・ムッシゥは......?!

公開日 : 2015年02月22日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

 フランスのカフェでの代表的軽食の一つが、クロック・ムッシゥ。

 食パンにハムとチーズ(たいていエメンタール)を挟み、フライパンかオーヴン、もしくはそれ専用の器具で焼いたもので、1910年パリ生まれの、言うなれば「ホット・サンドイッチ」。

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 フランスで「サンドイッチ」といえば、普通はバゲットにハムやチーズを挟んだ物を指し、食パンはあまり見かけないのですが、クロック・ムッシゥは必ず食パンで作ります。

 フランスの食パンは、日本のものより二回りほど小さく、また一切れ一切れは日本でいえば、8枚切りくらいの薄さです。

 ちなみに、このクロック・ムッシゥの上に目玉焼きが乗っているのはクロック・マダムと呼ばれます。どちらも、簡単に出来る料理なので、出てくるのも早く、急いでいる時には助かります。

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カフェ・デ・コンセール外観

No.97で紹介したパリ・フィルハーモニー・ホールのすぐ手前に、Café des Concerts(カフェ・デ・コンセール)というカフェレストランがあります。そこのクロック・ムッシゥは、パリで一番美味しいと評判です。

 食べてみて実感。たいていのクロック・ムッシゥの残念なところ=パンがぱさぱさしているところが全くなく、とてもしっとりとした食感。

 このカフェには、普通のクロック・ムッシゥと、イタリアンのクロック・ムッシゥがあり、イタリアンのほうは、イタリアンハムとドライトマトが使われています。そちらも美味しいですが、ちょっと味が濃すぎるきらいがあるので、個人的には、普通のクロック・ムッシゥがお薦め。

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普通のクロック・ムッシゥの断面図

 パリのクロック・ムッシゥ第一位という輝かしい指名をしたのは、パリとフランスのグルメな情報を発信しているサイトGourmets & Co.

ちなみに、第二位は、パリ8区のLe Marloe(ル・マルロー)

四位は、2区のLe Terroir Parisien(ル・テロワール・パリジァン)、

でした。

 カフェ・デ・コンセールは、大きな窓からラ・ヴィレット公園が見え、ゆったりと広いスペースのカフェ・レストラン。

 コンサートの前、後に、ゆっくりワインでも飲みながら、音楽談義に花を咲かせるのにぴったりな場所です。

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カフェの窓から見える風景

 フィルハーモニー・ホール見学に行かれる際は、是非寄ってみてください。その時は、クロック・ムッシゥの注文をお忘れなく!

Café des Concerts:

213 Avenue Jean Jaurès, Paris

地下鉄5番線Porte de Pantin下車すぐ。

営業時間:毎日9 :30から、夜中の0時まで。

食事時間:昼12 :00-14 :30、晩:18 :30-00 :00

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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