No.108春の訪れとベルギー・ブリュージュ散策

公開日 : 2015年03月10日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

 もう永遠に冬のままなんじゃないかと思い始める頃、ヨーロッパの春は、いつも突然訪れます。

 今年は例年より少し早く、先週後半、急に空気が春の匂いを含むようになってびっくりしました。

週後半から週末にかけては、ほぼフランス全土、良いお天気で、日向は日差しが暑いくらい。ここフランスの北の端も16度まで気温が上がりました。例年と比べると8度ほど高い週末でした。

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庭にも春が

 残念ながら今日月曜は少し気温も下がりましたが、それでも最高気温は10度以上あり、防寒ブーツもそろそろ必要なくなるかな?という時期です。

 この早春の時期、訪ねたくなるのは、ベルギーのブリュージュ。トゥルコアンからだと、車で1時間くらいの距離です。

 電車だと1時間半。16ユーロちょっとの距離です。

 運河の流れる美しい町並みには、中世の建物が多く残っています。ブリュージュというのはフランス語読み。フラマン語だと、ブルッフとかブルッヘと書いたほうが、近い発音です。ちなみにブリュージュはフラマン語圏です。

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 ブリュージュの見所は、たくさんありますが、この時期訪れたくなるのは、ベギン会修道院の中庭。きっとご存知の方も多いでしょうが、水仙が多く、静かな祈りの場にふさわしい雰囲気を醸し出します。

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 フランス北部同様、ベルギーの町にもたいていグラン・プラスと呼ばれる広場があり、普通そこが町の中心になっています。英語だとMarket Place、フラマン語だと、Grote Marktと呼ばれます。

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 このグラン・プラスに面して立つブリュージュの鐘楼も、UNESCO世界遺産に登録されているものの一つです。(グラン・プラスと鐘楼については、No.106もご参照ください)。

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 この水仙の時期から秋までが、ブリュージュを最も楽しめる良い季節です。見所の多いベルギーの中でも一際輝くブリュージュ、一度は行ってみてもらいたい場所の一つです。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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