No.121フランス全国「コーヒーの日」(3/27-28):美味しいコーヒーを飲みたい人に。

公開日 : 2015年03月27日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

 フランス人はコーヒー好き。87%の大人は毎朝最初に口にするのがコーヒーと言われています。年間消費量は32万トン。水の次に多く飲まれているのがコーヒーです。

121-1.JPG

 最近では、フランスでも、ネスプレッソのようなカプセル入りのコーヒーが普及していますが、本当のコーヒーは、もちろんカプセルの中に生えるわけではなく、ちゃんと木に成る実からできています。

そのことを思い出してもらおうとばかりに、明日3月27日から二日間、フランス全国の150の焙煎業者たちが、オープンデーを催します。

 コーヒーと一言で言っても、世界各地の75か国で栽培され、品種も200種に及ぶとか。どういう土地で作られたかで、味も全く変わってきます。

 一般的に、酸味があり柔らかめの味は、東アフリカ産の豆。強くコクのあるのはブラジル産。間を取るなら中央アメリカ産と言われています。

 フランスのコーヒー豆には、よくArabicaか、Robustaかと書いてありますが、Arabicaは、標高700メートル以上の場所で栽培されていて香り高くより高級。Robustaは平地で栽培されており、ブレンドコーヒーによく使われる豆だそうです。

121-2.JPG

 コーヒー豆だけは、確かに、(少なくともフランスでは)値段の高いものの方が味も良いというのが私の印象です。

 コーヒー好きな方は、是非この機会にお近くのコーヒーデー参加店に行って、無料の試飲を楽しんでみてください。コーヒーの淹れ方や、焙煎の見学のできるところもあります。

 全国のプログラムはこちらから。県別(県番号順に載っています。ちなみにパリは75です。)に店の名前と時間が書いてあります。

 ここノール県(県番号59)では、リール市のCafé Méo(カフェ・メオ)で、27日は14時から16時。28日は10時から12時。グアテマラのコーヒーの焙煎と試飲や、スローカフェのデモンストレーションが行われる予定です。

住所は5 place du Général de Gaulle。リールのグランプラスにある店です。

 フランスの県番号は、イルドフランス(パリとそれを囲む7つの県)以外は、基本的にアルファベット順についています。例えば01は、Ain(アン)県。89はYonne(ヨンヌ)県といった具合。

 是非上のリンクから、お近くの参加カフェを探してみてくださいね。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。