No.128復活祭に欠かせない「卵狩り」パリとリールのイベント情報
今週日曜、4月5日は、西方キリスト教でいう復活祭に当たります。
フランス語ではPâques(パック)と呼ばれるこの名前、語源はヘブライ語。
復活祭に先立つ一週間を聖週間と呼び、宗教的行事がいろいろとあります。大まかな流れについては、こちらのサイトに整頓してみましたので、興味のある方は、是非読んでみてください。
昨日木曜日は、聖木曜と呼ばれ、最後の晩餐がとられた日です。そのあと、イエズスは捕えられ処刑されます。これから数日は喪に服すという意味で、教会の鐘が鳴ることはありません。
その後のイエズスの復活を祝う復活祭。No.125 に書いたように、「卵」と大きく結びついています。
フランスでも、いくつかの国と同様、復活祭によく行われるのが「卵狩り」。綺麗に装飾した卵や、卵形のチョコレートを庭に隠して、それを子供たちが探すというもの。
小さい子供にとっては、春の訪れとともに記憶される楽しいお祭りです。
復活祭は必ず日曜ですので、全国のさまざまな娯楽施設などでも、「卵狩り」が行われます。
パリとパリ近郊の卵狩りについては、こちらに詳しく載っています。
そのうち一つを紹介すると、4月5日10時ー17時、エッフェル塔のふもと、シャンドマルスで行われる「卵狩り」。参加費は5ユーロ。チョコレートのキンダー社の協力で、隠された35000個の卵を、3歳から10歳までの子供たちが探します。集められた参加費は、人道的支援に使われます。
当日券もありますが、並ぶのを避けたい人は、こちらから予約もできます。
リールでも4月5日13時半と14時にそれぞれ30分ずつ、リール城塞横にあるLes Poussins公園にて、「卵狩り」があります。こちらは、要予約。info@parclespoussins.frにメールで参加する子供の名前と希望時間(13時半か14時)を書いて送る必要があります。
4月5日、今のところ晴れの予報です。ついでに気温も上がるとうれしいのですが。
みなさんにも、楽しい復活祭を!
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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