No.151フランス5月旅行の注意点(フランスの祝日)と、勝利記念日の無料コンサートinリール(5/8)
日本のゴールデンウィークのように固まってはいませんが、5月はフランスでも祝日の多い月です。
まずは5月1日のメーデー。続いて5月8日。この日は1945年、第二次世界大戦の連合軍勝利記念日です。
今年の場合、続いて5月14日が「キリストの昇天」祭。フランス語ではAscension(アサンシオン)と呼びます。これは、復活祭から数えて40日目なのですが、たいてい5月に当たることが多い祝日です。復活祭は日曜日なので、アサンシオンは毎年木曜日にあたります。そのため、金曜日もお休みにして連休にする学校や職場が今までも多くありました。
No.130でお知らせしたように、来年度からは、アサンシオン翌日の金曜日は学校をお休みとすることが、公式に決まりました。
また、アサンシオンから更に10日後、復活祭から数えると50日目に当たる日もPentecôte(パントコート)と呼ばれる祝日です。これは、聖霊が降臨した日とされています。このパントコートは日曜日にあたりますが、その翌日の月曜日も祝日となるのが常です。
このパントコートは、6月になることも多いのですが、今年は復活祭が4月頭だったこともあり、今年は5月。5/24がパントコート、翌5/25がパントコート明けの月曜日で、これまた連休になっています。
こういうフランスの連休に当たる週末ご旅行予定の方は、ホテルも交通機関も早めに予約されることをお薦めします。5月は、とても良い季節ですから、観光にお薦めなのですが、連休が多いため、フランス人も週末旅行を企てる人が多いので、混む傾向があるのです。
さて、5月8日の連合軍勝利記念日には、リールの吹奏楽オーケストラによる恒例の無料コンサートが開かれます。
日時:5月8日16時
場所:リール市庁舎大ホール(オーギュスタン・ローラン広場, place Augustin Laurent)
行き方:地下鉄mairie de Lille駅下車
プログラムには、ビゼーのカルメン、チャイコフスキーのくるみ割り人形などのほか、カリブ海の海賊やジェームズボンドなどの映画音楽、スカロボ・フェアなどが予定されています。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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