No.153フランス人の好きな村：ノール・パドカレ今年の候補はフランドルのテルデゲム
フランスのテレビ局フランス２では、毎年「フランス人の好きな村」選挙を行っています。フランスの22の地方から、それぞれ一箇所選んだ村を紹介し、ネットの投票で順位を決めるというもので、今年で4年目になります。こちらのサイトに詳しく書きましたので、興味のある方はどうぞお読みください。
過去3年のうち2度は、ミディ・ピレネ地方の村、一度はアルザス地方の村が優勝しました。
ここノール・パドカレ地方の村も健闘していて、第一回目の2012年には、チーズで有名なマロワル村が10位、2013年は、ウィサン村が13位、去年はスブール村が13位を占めました。
マロワル村
今年のノール・パドカレ地方の候補村は、テルデゲム。フランドル地方の只中に位置する静かな村です。
テルデゲム
このテルデゲムには、風車がまだ二つ残っていて、そのうち一つは、この地方には珍しい石造りのもの。
石造りの風車
去年2014年は、この石造り風車が出来て150年目で、それを祝い、粉轢き職人の家が小さな博物館として再現されました。
私も、その開館式に立ち会いましたが、粉轢き職人の息子、孫に当たる人が感極まった表情でスピーチを行ったりと、ほのぼのとする雰囲気の中での式典でした。
粉轢き職人の家、落成式の様子
風車の足元には、フランドル地方につきもののエスタミネ（飲み屋と食事処が一緒になったようなポピュラーなレストラン）があり、昔の生活を偲べる施設も併設しています。
残念ながら、車がないと行きにくい場所です。
サイクリングを楽しむには、良い地域なので、これからの季節、自転車持参で電車移動というのが一番便利かもしれません。最寄の駅はCassel駅（テルデゲムから5.7キロメートル）です。
そのほか今年の候補村22箇所は、こちらからご覧になれます。
投票は来週5/19まで。
投票結果は、6月告知となります。
さてさて、テルデゲム、10位以内に入るでしょうか？
（冠ゆき）
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
関連記事
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。