No.157パリと空港を2ユーロで結ぶシャトルバスEasyBus登場!
パリ到着便を利用された方ならご存知でしょう。「パリ・シャルル・ド・ゴール空港」とは呼ぶものの、空港はパリ市内にあるわけではなく、イル・ド・フランスのロワシー・アン・フランスにあるのです。パリのど真ん中までは20キロメートルあまりの距離。長旅を終えてスーツケースを手にしてからも、パリに着くまではまだしばらく時間がかかります。
パリ市
ロワシー空港(シャルル・ド・ゴール空港の別名)からパリ市内へは、いくつかの行き方があります。
下に、それぞれかかる時間、値段、運行間隔。その利点と難点(まったく個人的な意見ですが)を整頓してみました。
(1) 郊外列車RERのB線:シャトレ駅まで約30分:10ユーロ:10-15分おき運行
○利点:渋滞の心配がない/速い/RER B線の駅はもとより、シャトレで乗り換えれば、パリ市内のたいていの場所へ行ける。
●難点:途中の駅で誰が乗ってくるか分からないため、時間帯によっては、治安の問題がある。
(2)ロワシーバス:オペラ座まで1時間15分:11ユーロ:15-20分おき運行
○利点:オペラ座まで直通なので、乗ってしまえば安心。
●難点:時間がかかる。オペラ座から離れた場所へ移動するには不便。
(3)エールフランス・バス:凱旋門まで約1時間:17ユーロ:30分おき運行
○利点:凱旋門以外、アンヴァリッド、マイヨー門、リヨン駅、モンパルナスへも停まる。
●難点:高い
(4)市バス350番(パリ東駅まで)と351番(ナシオンまで):1時間15分―30分:6ユーロ:20-30分おき運行
○利点:安い
●難点:市バスのため、誰が乗ってくるか分からず、治安面の不安。また大きな荷物をもって乗り難い。
これまでの選択肢はこの4つでした。
ここに登場したのが、イギリス資本のシャトルバスEasyBus。
どこかで聞いた名前ですね。そう、あのローコースト飛行機会社Easy Jetのバス版です。今週金曜5月15日から運行が始まったこのイージーバス。最初の26000席については、片道荷物込みで2ユーロという格安さ。こちらは、インターネットでの予約のみの値段です。
16人乗りのミニバスは、Easy Jetと同じくオレンジ色に塗られて、見つけやすくなっています。パリ1区のパレ・ロワイヤル(Place André-Malraux)からロワシー空港までを朝の4時半から夜中の1時まで、30分おきに結びます。
プロモーション期間が終わってからも、時間帯によっては2ユーロ枠は残るそうです。そのほかは、日時によって、10ユーロまで。それでも、現存するシャトルバスに比べると、一番安いお値段。利用しない手はありません。
所要時間は45分から1時間と見込まれています。
これからのパリ市内-空港間は、イージーバスがお薦めです。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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