No.170フランス工事中のリール・フランドル駅の舞台裏:タイムラプス動画でのぞいてみると...
フランス北の端ノール県の県庁所在地リールには、リール・ヨーロッパ駅と、リール・フランドル駅があります。No.1でも書いたように、二つの駅は地下鉄やトラムのひと駅で結ばれていて、荷物がなければ、普通に歩ける距離です。
リール・ヨーロッパ駅は、1994年に完成したTGV専門の駅と言ってもよく、特にパリのシャルルドゴール空港や、ブリュッセル行きのTGVや、ロンドン行きユーロスターやオランダ行きタリスなどの多くは、ヨーロッパ駅から出ています。
リール・ヨーロッパ駅
リール・フランドル駅は、よりリールの町に近く、ローカル列車やパリ北駅行きのTGVの多くは、こちらで発着します。リールの人々にとって身近な「駅」は、このフランドル駅の方です。
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確かに、「通過駅」という印象の強いヨーロッパ駅と異なり、フランドル駅は、美しいファサードを持ち、いかにもヨーロッパ都市の駅としての風格が感じられます。
リール・フランドル駅ファサード
ちなみに、このファサードは、19世紀半ば、パリ北駅のファサードとして建てられたものです。すべて解体して運んだ後、1867年にリールで組み立てなおされました。
当初の予定では、今年(2015年)秋までということでしたが、ご多分に漏れず、もう少しかかるようで、完成は2016年春とされています。
遅くなるお詫びというわけでもないのでしょうが、SNCF(フランス国鉄)が、その工事中のリール・フランドル駅の様子をタイムラプスで1分23秒のクリップに仕立てました。
製作したのは、リールにある「ホワイト・ラビット・ピクチャーズ」スタジオ(No.78のタイムラプス製作会社と同じです)。フランスの駅の雰囲気が表されていますので、ぜひご覧になって、旅気分に浸ってみてください。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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