No.173 Lille Piano(s) Festival:没後70年、90年、100年を迎える音楽家は?
このブログでは、なぜか音楽関係の記事の人気が低いようですので、書くかどうか迷ったのですが、自分の趣味で書いてしまいます。
毎年6月恒例となったリール・ピアノフェスティヴァル。今年は、次の週末12-14日に予定されています。
毎年、選曲が面白く、ベテランの演奏もあれば、若手演奏者の発見もあったりします。
会場は、主にリール・オーケストラのホーム・ホールであるヌーヴォー・シエークル。
そのほか、リール音楽学校、サン・サヴァー駅(元駅で、今はカルチャー会場になっています)。また、リール旧市街にあるシャルル・ド・ゴール生家や、町中のリール美術館。加えて、フランドル地方のSaint-Jans Cappel(サン・ジャン・カペル)のマルグリット・ヨースナー邸でも行われます。
それぞれの住所は下の通り。
ヌーヴォー・シエークルNouveau Siècle
住所:Place Mendès France, Lille
ヌーヴォー・シエークル
音楽学校Conservatoire
住所:Place du concert, Lille
サンサヴァー駅Gare Saint Sauveur
住所:Boulevard Jean-Baptiste Lebas, Lille
サン・サヴァー駅
シャルルドゴール生家Maison natale Charles de Gaulle
住所:9 rue Princesse, Lille
シャルル・ド・ゴール生家
リール美術館Palais des Beaux-Arts
住所:Place de la République, Lille
リール美術館
マルグリット・ヨースナー邸Villa départementale Marguerite Yourcenar
住所:2266, route du Parce, Saint-Jans Cappel
今年は特に没100周年であるロシアの音楽家Scriabine(スクリアビン)に重きがおかれています。ピアニストKun Woo Paik(クン・ウー・ペック)は、なかなか素晴らしいスクリアビンのCDを出していて、今回はプレリュードすべて24曲を演奏します。個人的にとても聞きたい演目です。(13日土曜日16時―17時、ヌーヴォーシエークル、8―12ユーロ)
また、クン・ウー・ペックは、カザドゥシュ率いるリール国立オーケストラとともに、ベートーヴェンのピアノコンチェルト第三番で今年のピアノフェスティバルの開幕も飾る予定です。(12日金曜日20時―21時、ヌーヴォーシエークル、8-22ユーロ)
今年は、バルトーク没後70年でもあり、バルトークの演目もいくつか予定されています。そのうち、ピアノコンチェルト第二番のピアニストは若き日本人、福間洸太朗。(13日土曜日18時―19時、ヌーヴォー・シエークル、8―22ユーロ)
加えて、没90年であるサティのピアノ曲もソロで予定されています。(13日土曜日20時半ー21時半、リール美術館、8-12ユーロ)
書き始めたらきりがありませんが、クラシックだけでなく、他にもジャズ、レシタルと盛りだくさんなピアノフェスティヴァル。日付別の詳しいプログラムは、こちらをご覧ください。
なお、ピアノはすべてYAMAHAのものを使用。日本人としては、ちょっと鼻が高いような心持もします。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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