No.195ツール・ド・フランス今年のコースはオランダ・ユトレヒトから!
とうとう始まりましたね!
7月の風物詩、ツール・ド・フランスの話です。
1903年から100以上続いている大規模な自転車レース。フランス国内、東西南北さまざまな地方を23日かけて回ります。総距離3000キロメートルというハードさ。今年は、猛暑のフランス。鍛え抜かれた選手ばかりとはいえ、気を付けてほしいものです。
ツール・ド・フランスのコースは毎年変わります。去年は、リールも通りました。当然道路規制が厳しく敷かれますから、近郊に住む人は、あらかじめ日時を把握しておかないと、道が通れず困ったことになります。
私も一度、アルプスの山道でツール・ド・フランスとかち合い、他に回り道も抜け道もなくて、何時間も足止めを食らい、困ったことがあります。当時住んでいたイタリアから国境越えをしてきたところで、フランスのニュースを聞いていなかったのが災いしたのでした。
交通情報と言えば、おりしも、ベルギー、フランスともに、学校は夏休みに入り、この週末(7月3日夜から)はヴァカンスに出かける人でどこも大混雑。猛暑ながら、伝統的にフランス人のヴァカンス先は「南下」する人が大半で、今年も同様の現象が見られています。
今年のツール・ド・フランスのノール地方通過コースは下の通り。オランダ・ユトレヒトから南下してきて7月7日北東からカンブレ(Cambrai)に入ったのち、7月8日には、アラス→アミアンのレース。
アラス
アラス周辺の方は、封鎖される道を前もって調べておくことをお薦めします。
ツール・ド・フランスをテレビで見るのが楽しみだというお年寄りが言っていました。「自転車競技を見るというより、周りの景色を見るんだよ。自宅にいながらにして、フランスの遠い地方の風光明媚な画像が見られるだろう?それが毎年楽しみなんだ。」
そういう楽しみ方もあるんですね。それもまた、この競技が広くフランス人に愛される理由なのかもしれません。
今年のルートはこちらのサイトからご覧ください。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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