No.199フランス国民祭7/14パリの花火を眺めるベストポイント5つ

公開日 : 2015年07月12日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

 7月14日といえば、フランス国民祭。1789年、後年「フランス革命」と呼ばれる歴史の幕開けに、パリ市民がこの日、バスティーユ牢獄を襲撃したことに起源をもちます。

 この革命記念日はもちろん祝日で、パリでは、シャンゼリゼ軍隊のパレードが通り、花火が打ち上げられます。

31-1.jpg

パリ凱旋門

 パレードはパリ凱旋門、シャンゼリゼ通りからコンコルド広場周辺で、毎年多くの見物客が押し寄せます。午前中9時20分から12時まで行われる予定となっています。

 花火は、パリはもちろんのこと、多くの地方の自治体で打ち上げられるのが恒例です。

 夏至から3週間以上たったとはいえ、まだまだ日の長いフランス。花火が始まるのは、だいたい夜の11時ごろと遅い時間ですが、どこも多くの人でにぎわいます。

199-1.jpg

エッフェル塔

 パリの花火が打ち上げられるのは、「鉄の婦人」と呼ばれるエッフェル塔と、そのすぐ近くのトロカデロの予定。花火のショーは35分続きます。

199-2.jpg

トロカデロ、シャイヨー宮

 この花火を見るのに絶好の無料ポイントがLe Parisien紙に載っていたのでご紹介しましょう。

1. シャン・ド・マルス(Champs de Mars):一番ポピュラーな場所がここ。エッフェル塔のすぐふもとにあたる広いスペースです。芝生の上に場所を確保するには、かなり早めに行く必要があります。最寄りのメトロは8番線Ecole militaireか、6号線Bir Hakeim駅。

199-3.jpg

シャン・ド・マルス

2. モンマルトルとサクレ・クール寺院付近(Montmartre, Sacré Coeur):花火の打ち上げ場所からは遠いですが、パノラマな見晴らしが期待できます。最寄りメトロは12号線Abbesses駅か2号線のAnvers駅。どちらも最寄りとはいってもそこからしばらく歩きます。サクレ・クールに上る坂にはフニクラがあるので、乗ってもいいでしょう。

3. モンパルナス界隈(Montparnasse):メーヌ通り(avenue du Maine)の坂を上ると、エッフェル塔がちょうどよく見えるポイントがあります。最寄駅は4,6,12,13番線のMontparnasse-Bienvenüe駅か13番線のGaîté駅。

4. アール橋かアレクサンドル3世橋(Pont des Arts, Pont Alexandre III):エッフェル塔から近いセーヌ川にかかる橋の上からも障害物が少なく、花火がよく見えます。アール橋の最寄駅は、メトロ7号線のPont Neuf駅。アレクサンドル3世橋の最寄駅はメトロ8号線、13号線、RER-C線のInvalides駅。または、1号線のChamps-Élysées - Clemenceau駅。

5. ベルヴィル公園(Parc de Belleville):人ごみを避けたい人には、20区のベルヴィル公園。少し小高い所にあるので、花火も見えるはず。最寄りのメトロは11号線のPyrénées駅か、2号線のCouronnes駅。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。