No.199フランス国民祭7/14パリの花火を眺めるベストポイント5つ
7月14日といえば、フランス国民祭。1789年、後年「フランス革命」と呼ばれる歴史の幕開けに、パリ市民がこの日、バスティーユ牢獄を襲撃したことに起源をもちます。
この革命記念日はもちろん祝日で、パリでは、シャンゼリゼ軍隊のパレードが通り、花火が打ち上げられます。
パリ凱旋門
パレードはパリ凱旋門、シャンゼリゼ通りからコンコルド広場周辺で、毎年多くの見物客が押し寄せます。午前中9時20分から12時まで行われる予定となっています。
花火は、パリはもちろんのこと、多くの地方の自治体で打ち上げられるのが恒例です。
夏至から3週間以上たったとはいえ、まだまだ日の長いフランス。花火が始まるのは、だいたい夜の11時ごろと遅い時間ですが、どこも多くの人でにぎわいます。
エッフェル塔
パリの花火が打ち上げられるのは、「鉄の婦人」と呼ばれるエッフェル塔と、そのすぐ近くのトロカデロの予定。花火のショーは35分続きます。
トロカデロ、シャイヨー宮
この花火を見るのに絶好の無料ポイントがLe Parisien紙に載っていたのでご紹介しましょう。
1. シャン・ド・マルス(Champs de Mars):一番ポピュラーな場所がここ。エッフェル塔のすぐふもとにあたる広いスペースです。芝生の上に場所を確保するには、かなり早めに行く必要があります。最寄りのメトロは8番線Ecole militaireか、6号線Bir Hakeim駅。
シャン・ド・マルス
2. モンマルトルとサクレ・クール寺院付近(Montmartre, Sacré Coeur):花火の打ち上げ場所からは遠いですが、パノラマな見晴らしが期待できます。最寄りメトロは12号線Abbesses駅か2号線のAnvers駅。どちらも最寄りとはいってもそこからしばらく歩きます。サクレ・クールに上る坂にはフニクラがあるので、乗ってもいいでしょう。
3. モンパルナス界隈(Montparnasse):メーヌ通り(avenue du Maine)の坂を上ると、エッフェル塔がちょうどよく見えるポイントがあります。最寄駅は4,6,12,13番線のMontparnasse-Bienvenüe駅か13番線のGaîté駅。
4. アール橋かアレクサンドル3世橋(Pont des Arts, Pont Alexandre III):エッフェル塔から近いセーヌ川にかかる橋の上からも障害物が少なく、花火がよく見えます。アール橋の最寄駅は、メトロ7号線のPont Neuf駅。アレクサンドル3世橋の最寄駅はメトロ8号線、13号線、RER-C線のInvalides駅。または、1号線のChamps-Élysées - Clemenceau駅。
5. ベルヴィル公園(Parc de Belleville):人ごみを避けたい人には、20区のベルヴィル公園。少し小高い所にあるので、花火も見えるはず。最寄りのメトロは11号線のPyrénées駅か、2号線のCouronnes駅。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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