No.223リール旧市街リュイトリエールを巡る2つの話題

公開日 : 2015年08月31日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

No.100で紹介したリール旧市街の魚介類専門店「L'Huîtrière(リュイトリエール)」。今年三月にレストランは閉店したものの、小売コーナーと、牡蠣バーは存続しています。

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No.100に書いたこの建物の美しさが、とうとう公的に認められ、このたび「歴史建造物」指定を受けました。建築家ジョルジュ・トゥラノワ(Georges Trannoy)が1928年に手掛けたファサードはアールデコ様式。No.100で紹介したジャンティ・エ・ブルデの陶器のほか、画家マチュラン・メウー(Mathurin Méheut)の協力も得て完成したものです。

今週、リュイトリエールに関する、もうひとつの大きな話題は、今週木金(9月3-4日)に、店内の様々な品物を、安売りするというニュース。

特に、青い波の絵が描かれたお皿は、画家レジ・ド(Régis Dho)のデザインによるもので、リュイトリエールのシンボルともなっていました。

全盛期には一本50ユーロもしたという牡蠣用特別スプーンも、今回は6本セットで10数ユーロという話で、良いものを安く買う、最高の機会でしょう。

2012年までは星つきレストランだったリュイトリエール。1928年から2015年までの長い間、リール旧市街の誇りでもありました。かの良き時代を覗き見たい方にもお薦めです。

場所はリール旧市街、rue des Chats-Bossus(シャ・ボシュ通り)。9月3日―4日の11時から20時を予定しています。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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