No.236フランス・リールを飾る「ルネッサンス2015」

公開日 : 2015年09月23日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

秋分の日も過ぎ、秋めくどころか、どっぷりと秋に突入したようなフランス北部。気温はかなり下がりましたが、文化的には熱い季節となりました。年度始まりとあって、今月に入って、オペラやオーケストラ、美術館など、今年度の開幕を飾る行事が目白押しです。

リールの町でも、『ルネッサンス2015』開幕まで秒読み段階となりました。(公式サイトはこちら

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期間は9月26日(土)~2016年1月17日(日)まで。

開幕を飾るのは、9月26日夜19時から朝の2時まで予定されている大パレードです。

リール市内は、そこここが通行禁止となりますから、この土曜夜は、リールに車で移動するのは控えた方が賢明です。代わりにメトロは朝の1時半まで運行予定となっています。

パレードの道筋は、こちらの地図。[D]から[A]を結ぶ青いライン。

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赤の点線で囲まれた場所は車の進入禁止となっています。

緑のマークは、パフォーマンスなど、イヴェントが計画されている地点。

もともとこの現代アートの祭典とも呼べるイヴェントは、2004年にリールが欧州文化首都に選ばれたことに端を発します。

2004年に実現された様々な文化イヴェントの成功と、そのダイナミズムを受け継ぐ形で結成されたのがlille3000。

それ以来、小さなイヴェントから、数年おきの大きなイヴェントまで、こなしてきました。今回のルネッサンス2015は、大きなイヴェントの4回目に位置づけることができます。

これから来年1月まで、ルネッサンス2015の枠組みで、リールの街中では、常時「面白いこと」が発見できるはず。なんだかワクワクしますね。

9月26日開幕に向けて、今リール市内はあちこちらでメタモルフォーゼが行われています。例えば、

フェデルブ通り(Rue Faidherbe)には、ブラジルのトーテムが並べられ、

リール・フランドル駅には、雲や流星の飾りが配置。

旧商工会議所には、カラフルなフルーツツリー、

オスピス・コンテス博物館にも巨大な蓮の花が飾られます。

商工会議所、リール市庁舎、旧市街のモネ通りにも様々なデコレーションが施される予定です。

刻々と変わる様子はこちらのインスタグラムからどうぞご覧ください。

日本の芸術家草間彌生による作品もフランソワ・ミッテラン広場(Place François Mitterrand)で見られる予定。どうぞお見逃しなく!

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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