No.266パリテロ事件今朝のまとめ:火曜まで3日間の服喪。スタジアムに居合わせたダニー・ブーンの言葉
金曜夜パリで起きた同時多発テロ事件。今朝(日曜朝)のまとめです。
・バタクラン劇場(コンサート会場)のを襲撃したテロリストの一人は身元が判明。(イスマエル・オマール・モステファイ、29歳、エソンヌ県クルクロンヌ生まれ、最近ではシャルトルに居住)
・フランス・スタジアムでは、シリア人のパスポートが見つかるが、テロ事件との関連はいまだ不明。
・パリのテロ事件と関連して、ベルギーのMolenbeek-Saint-Jean地区で複数の尋問。バタクラン襲撃テロリストが使用したレンタカーを借りる名義人となったフランス人とその兄弟。
・フランスは今日日曜から三日間の喪に服します。公共の場には半旗が揚げられ、閉館の施設も。
(Le monde.fr より)
また、月曜正午にはフランス国土全体で、1分間の黙祷が捧げられます。
昨晩フランス共和国検事の公式発表によると、亡くなったのは129人、けが人352人のうち重篤な状態にある人が99人。今のところ公式数字の変更は出ていないようです。
ノールパドカレーでは、今のところ、美術館や店舗すべての施設とも、通常の営業時間での営業を予定しています。
テロ発生時スタジアムに居合わせたダニー・ブーン(俳優、映画監督、コメディアン。詳しくは、No.229 を参照ください)がSNSに載せた言葉を下に引用します。
「昨日、試合のあと、爆発がテロリストによるもので、パリで襲撃事件があったと知った時、フランス・スタジアムに居合わせたんだ。群衆はいささかパニックに陥っていて、8歳と10歳の僕の息子たちの目に怯えが見て取れた。"いったい僕らはどんな世界をこの子たちに残すことになるのか"と思ったよ。」
(France 3 より)
細かい続報はtwitter に投稿しています。そちらもよろしければ参照ください。
(冠ゆき)
外務省 海外安全ホームページ
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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