No.271ベルギーブリュッセル11/23の状況まとめ:SNSで広がる猫の画像
この週末から警戒レベルが最大の4と認定されたベルギー・ブリュッセル。複数のテロリストを追うオペレーションのため、土曜日からメトロもショッピングセンターも閉まっており、今日月曜は学校、図書館なども閉校、閉館しています。(バス、トラムはだいたい運行しています。交通情報については、できるかぎりtwitterで流していますので、参考にしてください)
これは、11/13パリテロ事件の実行犯の一人Salah Abdeslam(サラ・アブデスラム)をはじめとするテロリスト追跡と、新たなテロ事件回避を目的としたものです。
夕べ(11/22-23)は、大掛かりなオペレーションが行われました。その間、当局から、警察の動きについて、一切報じないようにとメディアに要請がありました。また個人にもSNS(twitterやfacebookなど)で、警察の動きを一切広めないようにという勧告がなされました。
今朝になって明らかになったところによると、夕べは捜索が19か所で行われ、16人が尋問に掛けられました。しかしながら、サラ・アブデスラム容疑者は依然として見つかっていません。
(le monde参考)
ベルギーのLe soir紙が報じたところによると、ドイツに逃亡したという説が上がっていますが、裏付けは明らかではありません。
ところで、フランスで今朝「ベルギー風ユーモア?」と話題になっているのは、夕べSNSに多く投稿された猫の画像。(#BrusselsLockdown)
SNSで沈黙を強いられたベルギー人たちが、「警察のオペレーションが終了するのを待つ猫」の画像を投稿したものです。なかなかユーモアにあふれていて、不安な一夜を過ごすのに良いアイディアだったように思えます。
なお、連邦検事(Parquet Fédéral)によるプレス発表は正午ごろを予定されています。
ベルギー在住の方、旅行者の方に参考になると思われる続報は、できる限りtwitterで流していますので、よろしければ、そちらも参考にしてください。
(冠ゆき)
外務省 海外安全ホームページ
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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