No.305リール大火事から100年の記念行事

公開日 : 2016年04月22日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

今から100年前、1916年、フランス北部リールは、ドイツの占領下にありました。

当時のリール市庁舎は、今の場所ではなく、グランプラス近くのリウール広場(現在のツーリストインフォメーションのあるあたり)に建っていました。

37-3.JPG

現在残るリウール宮殿

ところが、この市庁舎、丁度100年前の4月23日夜、出火し、大火事を引き起こしたのです。原因はどうやら事故で、電気配線の問題だったのではといわれています。

幸い犠牲者は出ませんでしたが、市が保存していた19世紀の資料は焼失してしまいました。市立図書館が当時所蔵していた18万5千冊の本のうち、燃えてしまったのは、6万~7万5千冊。

さて、この火事から100年となることを記念して、明日4/23(土)は、リールのリウール広場で、記念行事が行われます。

時間は10時~18時

・当時を偲べる古絵葉書や古切手の販売、

・昔の消防車の展示、

・リウール宮殿の写真、版画、模型の展示会、などなど。

・ジェアン(巨人)たちもやってきます。

午後14時からは、子供向けの遊具や、消防局協力によるデモンストレーションなども予定されています。

参加は無料。リールへおいでの方は、どうぞ、のぞいてみてください。

(冠ゆき)

旅行者・在住者の役に立ちそうなニュースはtwitterで流していますので、興味のある方は、そちらもチェックしてみてください。

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。