No.305リール大火事から100年の記念行事
今から100年前、1916年、フランス北部リールは、ドイツの占領下にありました。
当時のリール市庁舎は、今の場所ではなく、グランプラス近くのリウール広場(現在のツーリストインフォメーションのあるあたり)に建っていました。
現在残るリウール宮殿
ところが、この市庁舎、丁度100年前の4月23日夜、出火し、大火事を引き起こしたのです。原因はどうやら事故で、電気配線の問題だったのではといわれています。
幸い犠牲者は出ませんでしたが、市が保存していた19世紀の資料は焼失してしまいました。市立図書館が当時所蔵していた18万5千冊の本のうち、燃えてしまったのは、6万~7万5千冊。
さて、この火事から100年となることを記念して、明日4/23(土)は、リールのリウール広場で、記念行事が行われます。
時間は10時~18時
・当時を偲べる古絵葉書や古切手の販売、
・昔の消防車の展示、
・リウール宮殿の写真、版画、模型の展示会、などなど。
・ジェアン(巨人)たちもやってきます。
午後14時からは、子供向けの遊具や、消防局協力によるデモンストレーションなども予定されています。
参加は無料。リールへおいでの方は、どうぞ、のぞいてみてください。
(冠ゆき)
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筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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