No.314初夏は湖畔の美術館in千葉でチャイナ・ハンドクラフト!
今日はちょっと番外編的に、日本国内の催しの案内をしたいと思います。
場所は、千葉県市原市の、市原湖畔美術館。その名の通り、高滝湖の湖畔に建つ涼し気な様相の美術館です。
市原湖畔美術館
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こちらで先週末から催されているのが、「暮らしのなかの造形 ― 中国・民間芸術のかたちと祈り」です。
名前も分からない市井の人々が、日々の生活の中で制作した玩具や、刺繍、切り絵などの展示です。日本のものではないのに、見ているとなんだか懐かしい思いがします。
これらの造形物は、北京の炎黄芸術館から借り受けたものです。日本はもちろんのこと、中国国外での公開もこれが初めてだとか。中国は広大ですが、この炎黄芸術館に収められているものの多くは、中国黄河流域で集められたものだそうです。
先週末5/21には、オープニングイベントがあり、中国の影絵パフォーマンスや曲芸、本場水餃子の試食などもあり、にぎやかな夕べとなりました。
韓非子劇社による皮影(西遊記:白骨精の場面)
文聖拳の演武
大勢でわいわい作る水餃子
水餃子を振る舞う関係者
会期は7月3日まで。その間、週末には、ワークショップなどのイベントが企画されています。詳細は下記の通り。サイトはこちら。
5/28(土)・29(日) 風箏(中国の凧)に絵を描こう
6/4(土)・5(日) 泥人形・兎児爺に絵つけしよう
6/11(土)・12(日) 中国茶を飲みながら香包(におい袋)を作ろう
6/18(土)・19(日) 中国茶を飲みながら針包(針刺し)作ろう
6/25(土)・26(日) 剪紙(切り絵)パフォーマンス+ワークショップ
7/2(土)・3(日) ニーハオ!山水 (2日間にわたる水墨画教室)
最後のイベント「ニーハオ!山水」を主催するのは、アーティストの金澤友那さん。私の友人です。日中アーティスト夫婦で、日中友好を図るアーティスティックなイベント、「ニーハオ!山水」を、2010年から年に一度くらいの頻度で催しています。
ちなみに、友那さんの絵は、眺めていると、自分が絵の中に溶け込んでいくような気分になる不思議な魅力を持っています。彼女の作品はこちらから見られます。
市原湖畔美術館は、新緑が美しい場所だそうで、初夏に訪れるにはぴったりです。美術館によれば、「小湊鐵道のトロッコ列車も運行していて、里山の自然が堪能できる」のだとか。
トロッコ列車内部
トロッコ列車から見た新緑
家族連れでぜひ訪れたい美術館のひとつです。
市原湖畔美術館
〒290-0554 千葉県市原市不入75-1
tel. 0436-98-1525 fax. 0436-98-1521
会期:2016年5月21日(土)~7月3日(日)
開館時間:平日10:00~17:00、土・祝前日9:30~19:00、日曜:9:30~18:00
休館日:月曜日(祝日の場合、翌平日が休館)
入館料:一般: 600 円、大高生・シニア: 500 円
(冠ゆき)
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筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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