No.337リル動物園の入場無料は11月6日まで!
フランス北部の町リル(Lille)には、天才ヴォーバン(Vauban)の手による城塞があります。
フランス、リルのシタデル
歴史的建造物の指定も受けていて、フランス語ではシタデルと呼ばれます。現在、シタデルの内部は軍設備となっており、一般人は入ることができませんが、シタデルを取り囲むお堀周りは緑多く、週末ともなれば、ジョギングや散策を楽しむ家族連れでにぎわいます。
そのシタデルとドゥール運河との間にあるのがリル動物園です。1950年の創設以来、規模も徐々に大きくなり、今は3ヘクタールの広さに70種類350体を超える動物を観察することができます。年間入場者数は85万人で、フランス北部で最も人気の観光ポイントでもあります。
私もリルに住んでいた頃は良く行きましたが、子供連れだけではなく、大人のグループや、カップルなど、実にいろんな年齢層の人がふらりと立ち寄って楽しむ、和やかな雰囲気の場所です。
毎年、冬季はお休みとなり、その間に必要な修復作業や拡張工事などを行ってきました。今冬も同様に11月7日から休園が決まっています。今冬は、大掛かりな工事を予定しているため、いつもより少し長く5カ月のお休みで、開園は来年2017年4月8日10時です。
そうして、1950年以来ずっと入場無料でやってきましたが、とうとう来年4月からは有料に踏み切ることが決まりました。
入場料は、大人4ユーロ、子ども(5歳から18歳)2ユーロになる予定です。ファミリー料金は、両親+子ども2人で10ユーロ。
また、年間パスポートも売られる予定です。
ただし、リル(Lille)、ヘレム(Hellemmes)、ロム(Lomme)の住民は、引き続き入場無料の恩恵を受けることができます。住民パス取得については、近いうちに、こちらのサイトかこちらのFBページに説明が載ることになっています。
冬の閉園時期に入るまでは無料ですから、今フランス北部にいらっしゃる方は、ぜひ一度お運びください。
住所:Parc zoologique de Lille, Avenue Mathias Delobel, 59800 Lille
メトロ1番線:République 下車、徒歩15分
バスLiane 1 または90 :Champ de Mars下車すぐ
バスLiane 12:Jardin Vauban下車すぐ
開園時刻
10/29まで:10時―18時(週末は19時まで)
10/30-11/6:10時―17時
休園日:火曜日
(冠ゆき)
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筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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