No.342フランス国鉄SNCFから注目のニュース3つ

公開日 : 2016年12月01日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

2016年最後の一ヶ月を前に、フランス国鉄SNCFが発表したニュースを3つお知らせします。

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フランス国鉄駅

1) 特急列車の遅れに伴う補償

12月1日から、TGVとインターシティ(Intercité)の30分以上の遅れは、例外なく補償されることになりました。

これまでは、SNCFに責任がない場合、例えば悪天候による遅れなどは、補償の対象ではありませんでした。けれども、今後は、どんな場合でも例外なく補償請求できるようになるわけです。

具体的には、30分から2時間の遅れまでが、切符の値段25%の払い戻し。

2時間から3時間の遅れで50%、3時間以上で75%の補償となります。

手続きはネット上こちらのサイトからできます。

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TGV(左側)

2)3月18日の週末の大工事

春休みにフランス旅行を考えている方はご注目。3月18-19日の週末、大工事のため、パリのリヨン駅とベルシー駅は全面閉鎖となります。

TGV、インターシティ、TER、Transilien、RER D線が影響を受け、列車はキャンセル、あるいは、別な駅発着となる予定です。

RERやTransilienのR線は、不通区間も出ると考えられますので、旅行予定を立てる方はご考慮ください。

RER A線とメトロには影響がない予定です。

3/17の夜中0時から3/19夜中0時まで48時間かけて400人がかりで行うというこの大操作、無事に終わると良いですね。

当日は、赤いベストを来た係員が、駅周辺で利用客の案内をする予定。また、詳しい情報は、12/18以降に流れるということ。

3)2024年までに160の駅を身障者仕様に

統計によれば、一日500万人の身障者と200万人のベビーカー使用者がフランス国鉄を利用しているそうです。

それにもかかわらず、フランスの交通機関や駅は、あまり親切にはできていないというのが現状です。

そのため、これから2024年までに8億2千万ユーロをかけて、主にTGVやインターシティの着く駅を利用しやすい仕様に変えていくという発表がされました。

しっかり実行してほしいものです。

(冠ゆき)

フランス在住者、旅行者の役に立ちそうな情報は、twitterでも流しています。よろしければ、そちらもご覧ください。

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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