No.345フランス第3のマルシェ・ド・ノエルはこの町!
12月も半ばに近づき、ヨーロッパのあちこちではクリスマス・マーケットが開かれています。クリスマス・マーケットはフランス語でマルシェ・ド・ノエル。私の住むフランス北部でも小さなものから大規模なものまで、各自治体がマルシェ・ド・ノエルを企画し、とても廻りきれるものではありません。
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さて、そのマルシェ・ド・ノエル、フランスで最も古く大規模なのは、やはりドイツ文化圏に近い場所。一位がストラスブール(Strasbourg)、二位がコルマール(Colmar)です。
続く三位はどこかというと、実は、パリの北東にあるシャンパーニュの里、ランス(Reims)です。
ランス(Reims)の大聖堂は、ユネスコ世界遺産にも登録されており、建築的にも興味深いものですが、宗教的にも歴史的にも重要な位置を占めています。
何といってもフランク王国国王クロヴィスがキリスト教に改宗したのがこの聖堂だったのです。そのため、歴代のフランス国王のほとんどの戴冠式はこの大聖堂で行われました。
もちろん、微笑みの天使の彫像や、マルク・シャガールによるステンドグラスも有名です。
ランス大聖堂ファサド微笑みの天使
現在開催中のランス(Reims)のマルシェ・ド・ノエルは、この大聖堂を取り巻くようにして、開かれています。大聖堂もイルミネーションに照らされ(今週末からは毎晩)、いつもと違って見えるはず。
開催時間は、月曜日が14時~20時、火曜から木曜が、10時半~20時。金曜土曜は、10時半~21時。日曜日は10時半~20時。
期間は12月24日まで。公式サイトはこちらから。
パリからTGVなら45分と近くなったランス(Reims)。パリ滞在を予定されている方、ちょっと足を延ばしてみませんか?
(冠ゆき)
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筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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