No.363リルのブラッドリー、2017年は開催!

公開日 : 2017年04月25日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

昨日、大統領選第一回投票があったばかりのフランス。第二回投票日である5月7日までは、まだしばらく選挙がらみの話題がメディアを占拠する状態が続きそうです。

さて、今日は大統領選後、さらに夏のヴァカンス後のイベントのお話です。

フランスの最北端ノール県のリルLille市。この町の最大のイベントと言えば、9月第一週末のブラッドリー(蚤の市)です(参照記事は、No.5 No.208 No.219 など)。

208-2.JPG

中世から、続いているこの町を挙げたイベント。いまではヨーロッパ最大級の蚤の市として知られています。

昨年2016年は、残念なことに、テロ防止対策が間に合わないということで、中止となりました(No.326 )。

注目の今年。先月リル市長から公式に2017年のブラッドリー開催が発表がされました。

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日程は、2017年9月2日(土)8時~9月3日(日)18時まで。

ただし、車の通行は、前日9月1日19時から禁じられますので、周辺を車で通る方はご注意ください。

警備のレベルも上げられ、ブラッドリー区域に入るためのチェックポイントが、合計22カ所、置かれる予定だそうです。

治安と警備の都合上、2017年ブラッドリーの開かれる地域は、これまでと比べて、約10%、特に町の中心と旧市街で縮小される予定です。また、ヴィクトール・ユーゴ大通り、カンブレ通り、アラス通り、ガンベッタ通りは、ブラッドリーの公式区域から外されます。

加えて、移動式店舗は許可されないことになりました。

一方、リル美術館内では、漫画専門のブラッドリーが開かれるなど、テーマを決めたゾーンの設置も考えられています。

2017年のブラッドリー地図はまだ公開されていませんが、2015年のものは、こちらから見られます。

去年のブラッドリー中止には、落胆した人も多かったリル。今年は警備も万端に、ぜひ盛り上がってほしいところです。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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