No.389基本使用料なし!リルの新しい貸自転車システム

公開日 : 2017年10月19日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

パリをはじめ、フランスの都市の多くにレンタルバイクが広がっています。フランス北部リルも同様で、V'Lilleと呼ばれるその自転車は赤。町の要所要所にある、V'Lille専用駐輪場で借りたり、返却したりする仕組みになっています。最近ではV'Lilleの赤い自転車に乗っている人を見ることも珍しくなくなり、よく普及しているのだなぁ、と感じていました。

ただ、このV'Lille、月々の基本料金がかかるので、短期滞在の旅行者にとっては、少々敷居の高いシステムでもありました。

そこへ最近誕生したのが、gobee.bikeです。こちらは緑の自転車!

389.jpeg

©gobee.bike

V'Lilleと異なり、基本使用料がないので、旅行者にも使いやすくなっています。

使い方はいたって簡単。

1) iOSのAppStoreまたはAndroidのGoogle Play Storeで、Gobee.bikeのアプリをダウンロードします。

2) Facebookアカウントか、電話番号を使って、自分のアカウントを作成。

3) アカウントにプリペイドでお金を入れる。(5,10,20ユーロから選べます)*ただし、最初はデポジット(サービス利用が終われば返金可)の15ユーロが必要。

あとは、緑のgobeeバイクを見つけて、バーコードをスマホで読み取れば、自転車使用が可能となります。

料金は、30分0.5ユーロ。

gobeeバイクのもうひとつの特徴は、専用の駐輪場を持たないこと。町の駐輪場であれば、どこにでも停めて、自転車のカギを締めれば、使用はそこまでの計算となります。

リルで展開されたばかりのgobeeバイクは、現在のところ500台。

どこにでも停めることができるため、返却場所に悩まなくていいのは便利ですが、逆に言えば、必要な時にすぐ見つかるとは言えないのが、難点かもしれません。

それでも、基本料金が無料というのは、旅行者には魅力です。もし、リルで緑の自転車を見つけたら、一度試してみませんか?

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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