No.405小食でも菜食主義でもコース料理OK!リールのお勧めレストラン
日本でもよく知られているように、フランス料理のフルコースは、アントレ→メイン→チーズ→デザートと、最低四皿出てくるのがスタンダードパターンです。
けれども、そうでなくても時間の足りない現代人。フランス人の食事の仕方もずいぶん変わり、今はどこのレストランでも、メインしかとらなくても、驚かれたりはしませんし、カジュアルなレストランなら、メイン+デザートのみというセット料金も設定されているのが普通になってきました。
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食事は旅行の楽しみの一つとはいえ、毎日フルコースでは、身が、いえ、胃がもたない日本の方も多いのではないでしょうか。
私も小食なので、いつも、お皿の数を合わせなければならない場面では、頭を悩ませることになります。(注*フランスでは、ワンテーブルでお皿の数を合わせるのが基本です。注文の前に、必ず、同じテーブルについた者同士で、お皿の数(アントレを取るか否か)を決めるのです)。
ところが、先日、小食でも、十分食べきれる量の軽いコース料理を見つけました。場所はリル(Lille)旧市街。運河に面するホテル・クーヴァン・デ・ミニム(Hôtel Couvent des Minimes)。 17世紀の修道院を、モダンに改装した4つ星ホテルです。
昔の回廊
レストランの場所は、回廊が取り巻くパティオ。元は屋根のなかった場所に900平方メートルという大きなガラス張りの天井を設け、レストラン「ル・ジャルダン・デュ・クロワートル(Le Jardin du Cloître)」(回廊の庭、という意味)になっています。
天井が高くのびのびした気分になれるとともに、自然光がふんだんに入りますから、内にいながらにして、開放感を感じるつくりです。
パティオのガラス天井
レストランのメニューは、コースなら、ウィークデーのビジネスランチが、フルコースで22.5ユーロ。堪能したい向きへのコースは、フルで39ユーロ。
今日注目したいのは、このレストランのローカロリーコース(28ユーロ)と、ベジタリアンコース(28ユーロ)。この二つはヘルシーで、小食の人向けなのです。
ローカロリーコースのメイン料理例
例えば、今の季節の【ローカロリーコース】は、
アントレ:かぼちゃのスープにアニスシードオイルとベーコン
メイン:舌平目のレモンバターソース
デザート:チョコレートとミルクジャムのミルフイユ
【ヴェジェタリアンコース】は、
アントレ:クルミのサブレに赤ビーツのゼリー添えと、ヤギチーズのムース、しょうがとシブレット添え
メイン:セープ茸とモッツァレラと野菜のラビオリ
デザート:花梨のタルトとキャラメルリンゴのコンポート、はちみつ味のチュイル
といった具合。
もちろん、コース料理以外にもアラカルトメニューがいろいろあります。詳しくはこちらをご覧ください。英語でも書いてあります。
レストランの開店時間は次の通り。
月曜~土曜:12時~14時、19時~22時
日曜・祝日:12時~14時半、19時~21時半
パティオの一部はピアノバーで、レストランに併設されています。ちょっとした飲み物や軽食も楽しめますから、レストランの営業時間と合わなければ、ピアノバーで寛ぐのもお薦めです。
住所は、17 Quai du Wault
電話番号: +33 (0)3 20 30 62 62
最寄りの地下鉄駅はRihour(リウール)。徒歩約10分。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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