No.434パリのメトロこの夏の不通区間お知らせ

公開日 : 2018年07月28日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

フランスの夏は、言わずと知れたヴァカンスの季節。都会の人口密度がぐんと減って、特に海辺に多くの人が集まります。

そのため、都会の道路や交通機関の工事が集中する季節でもあります。

首都パリでも、数年前から、毎夏、大掛かりな地下鉄・鉄道工事が行われています。

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パリのRER A線

今年もパリとパリ近郊の線路や駅が、夏の間、閉鎖されたり運休になったりしています。そのうち、観光客に与える影響が大きいと思われるパリ市内の工事予定をまとめましたので、参考にしてください。

・RER C線。Austerlitz(オーステルリッツ)駅と、Javel(ジャヴェル)駅の間。7月15日から8月25日の間不通となっています。

セーヌ川に沿うようにして左岸を走るこの路線近くには、エッフェル塔やアンヴァリッド、オルセー美術館、サンミシェル、アラブ世界研究所、パリ植物園などがあります。

・メトロ11番線。Châtelet(シャトゥレ)駅と Art-et-Métiers(アール・エ・メティエ)駅の間。8月21日~26日の間不通。

パリ市庁舎(オテル・ド・パリ)やポンピドゥーセンター近くを通るこの区間は、マレ地区を訪れる時にも使いやすいラインです。

・メトロ11番線。République(レピュブリック)駅は、8月2日まで閉鎖。

レピュブリックは、デモやイベントの時必ずと言っていいほど人の集まるレピュブリック広場の駅。11番線だけでなく3,5,8,9番線も通る駅です。閉鎖されるのは、11番線のホームだけですのでご安心を。同じく、11番線のPlace des fêtes(プラス・デ・フェット)駅も、8月4日~9月7日閉鎖されますが、こちらは特に観光名所に近いわけではないので、旅行される方にはあまり影響はないと思われます。

・RER A 線。Défense(デファンス)駅とNation(ナシオン)駅の間。7月28日~8月26日の間不通。

もっとも大きな影響が出ると思われるのが、このRER A線。何しろヨーロッパで一日に最多の乗客を運ぶ路線です。パリのど真ん中を東西に突き抜けるように走る路線で、凱旋門にあるCharles-de-Gaulle-Etoile(シャルル・ド・ゴール・エトワール)駅、オペラ座や老舗のデパートの並ぶオスマン通りに近いAuber(オーベール)駅、最もパリ真ん中に近いショッピングセンターと言えるレ・アールのChâtelet-Les Halles(シャトレ・レ・アール)駅、リヨン方面への列車が出るGare de Lyon(リヨン)駅のすべてが、この間閉鎖されるのですから、観光客への影響も大きいと思われます。

この夏、パリ観光の予定の方は、これらの路線を避けて、移動するようにしましょう。

RATPのこちらのサイトでは、出発点と行き先、移動日を入れて検索すると、工事の日取りを考慮して、乗り継ぎ方法を出してくれます。どうぞ、活用してください。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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