海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP > 特派員ブログ > ヨーロッパ  > トゥルコアン特派員ブログ > No.454第一次世界大戦と詩人

フランス/トゥルコアン特派員ブログ 冠ゆき

フランス・トゥルコアン特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2018年11月 9日

No.454第一次世界大戦と詩人


No.454第一次世界大戦と詩人

454-1.JPG

Félix-Alexandre Desruellesの彫刻"Les Fusillés lillois(射殺されたリールの者たち)"


第一次世界大戦に従軍した詩人というと、フランスでは大抵ギヨーム・アポリネール(Guillaume Apollinaire)が最初に挙げられます。生まれはポーランド国籍でしたが、大戦中の1916年にフランス国籍を取得。それが亡くなる二年前のことでした。
直接の死因はスペイン風邪でしたが、従軍中の怪我により、体力が衰えていたことも原因であると考えられています。実は今日11月9日は、アポリネール没100年にあたります。11月11日の停戦の二日前のことでした。享年三十八。


アポリネールは現在パリのペール・ラシェーズ墓地に眠っています。

ところで、フランス北部では、第一次世界大戦と詩人というと、ウィルフレッド・オーウェン(Wilfred Owen)の名も頭に浮かびます。
英国人だったオーウェンは、大戦が勃発した時、フランスのボルドーで英語の教師をしていました。翌年従軍。フランスのソンムの戦いのひどい経験は、神や永遠の命を信じる信仰心を失わせるほど強烈だったようです。一度は怪我で前線を退き、療養しますが、再び従軍。フランス北部オルス(Ors)での戦いで銃創を負い、この地で亡くなったのは、停戦の七日前にあたる11月4日のことでした。享年二十五。


オーウェンの母親が、息子の死を告げる報せを受け取ったのは、まさに、停戦を告げる鐘が鳴る最中だったといいます。


454-2.JPG

オルスにあるWilfred Owenメモリアル


オルスは、フランス北部のル・カトー・カンブレジ近くにある森の中に位置する村です。
オーウェンが亡くなった建物があった場所には、現在ウィルフレッド・オーウェン・メモリアルが建っています。2011年落成で、英国人アーティストシモン・パターソン(Simon Patterson)とフランス人建築家ジャン=クリストフ・ドゥニーズ(Jean-Christophe Denise)のコラボレーションによるもので、オーウェンの詩の世界に捧げられたものとなっています。


フランス北部には、第一次世界大戦に関するモニュメントや墓地が多く存在します。こちらのサイト に、それらをまとめてルート別に紹介していますので、興味のある方はどうぞご覧ください。


(冠ゆき)

PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ フランス旅行へ
にほんブログ村

記事の商用利用を希望される際はコチラからお申し込みください。
カテゴリー 文化・芸術・美術
2018年11月 9日
« 前の記事「No.453パリ、第一次世界大戦休戦100周年記念のイベント紹介」へ
»次の記事「No.455フランス、11/17は移動困難な日に!」 へ
おすすめ記事
    トゥルコアン特派員 新着記事
    No.456リアル脱出ゲームをパリのオペラ座で!
    No.455フランス、11/17は移動困難な日に!
    No.454第一次世界大戦と詩人
    No.453パリ、第一次世界大戦休戦100周年記念のイベント紹介
    No.452フランス:11月11日11時、耳を澄ませてほしい理由
    No.451ハロウィンの夜は、骸骨とともに?!
    No.450日本にいながらフレンチな読書の秋を!
    No.449フランス北部リールのトイレ事情とプロジェクト
    1年前の同じ月に投稿された記事
    No.395ベルギー人の誇り、フライドポテトの番付はここ!
    No.394バルビゾン派画家ミレーの全貌を解く展覧会
    No.393フランスのピエールフォン城公開150周年!
    No.392旅好きな方!月1万ドルでカンクン観光大使はいかが?
    No.391冬のユーロスターとタリス、ディスカウント情報
    No.390フランス北部リルのマルシェ・ド・ノエル

    フランス ツアー最安値


    2018/11/21更新

    フランス 航空券情報


    フランス旅行 旅スケジュール

    旅行者の作る、新着!旅スケジュールをご紹介します。 ■フランスの旅行記・口コミ「旅スケ」へ

    ヨーロッパ特派員ブログ一覧

    アイスランド/レイキャヴィークアイルランド/ゴールウェイイギリス/イーリーイギリス/エディンバライギリス/カーディフイギリス/ギルフォードイギリス/グラスゴーイギリス/ケンダルイギリス/ケンブリッジイギリス/コッツウォルズイギリス/ヒースローイギリス/ブリストルイギリス/ベルファストイギリス/ヨークイギリス/ロンドンイギリス/ロンドン2イギリス/ロンドン3イギリス/ロンドン4イタリア/アンコーナイタリア/アンドリアイタリア/シチリア島イタリア/ジェノバイタリア/トリノイタリア/ナポリイタリア/ナポリ2イタリア/パルマイタリア/フィレンツェイタリア/ボローニャイタリア/ミラノイタリア/ミラノ2イタリア/ラ・スペツィアイタリア/ローマイタリア/ローマ2ウクライナ/オデッサエストニア/タリンオランダ/アイントホーフェンオランダ/アムステルダムオランダ/デンボスオランダ/ライデンオーストリア/ウィーンオーストリア/チロルオーストリア/リンツキプロス/ニコシアギリシア/パロス島ギリシャ/アテネクロアチア/コルチュラ島クロアチア/ザグレブクロアチア/ドゥブロヴニクジョージア/トビリシスイス/アッペンツェルスイス/チューリヒスイス/ベルンスウェーデン/ストックホルムスペイン/イビサ島スペイン/バルセロナスペイン/バルセロナ2スペイン/バレンシアスペイン/バレンシア2スペイン/ビトリアスペイン/ビルバオスペイン/マドリッドスペイン/マドリッド2スロヴェニア/リュブリャナセルビア/ベオグラードチェコ/ブルノチェコ/プラハチェコ/プラハ2デンマーク/コペンハーゲンドイツ/ケルンドイツ/ケルン2ドイツ/シュタインバッハドイツ/デュイスブルクドイツ/デュッセルドルフドイツ/ハノーファードイツ/ハンブルクドイツ/フライブルクドイツ/フランクフルトドイツ/ブレーメンドイツ/ベルリンドイツ/ボンドイツ/ミュンヘンドイツ/ミュンヘン2ドイツ/ミンデンドイツ/ライプツィヒドイツ/レーゲンスブルクドイツ/ワイマールノルウェー/オスロノルウェー/オスロ2ノルウェー/オスロ3ノルウェー/ベルゲンハンガリー/ブダペストフィンランド/サヴォンリンナフィンランド/トゥルクフィンランド/ヘルシンキフィンランド/レヴィ・サーリセルカフランス/アヌシーフランス/カンヌフランス/コートダジュールフランス/ストラスブールフランス/トゥルコアンフランス/トゥールーズフランス/ナルボンヌフランス/パリフランス/パリ2フランス/ボルドーフランス/マルセイユフランス/リヨンフランス/リヨン2ブルガリア/ソフィアブルガリア/プレヴェンベルギー/ゲントベルギー/ブリュッセルベルギー/ルーヴェンポルトガル/ポルトポルトガル/リスボンポーランド/カトビッツェマケドニア/スコピエマルタ/マルタ島モンテネグロ/ポドゴリツァヨーロッパ/バルカンラトヴィア/リーガルクセンブルク/ルクセンブルクルーマニア/ブカレストロシア/モスクワ

    ヨーロッパにもどる

    • 特派員プロフィール
    • トゥルコアン特派員

      トゥルコアン特派員
      冠ゆき
      山田流箏曲名取。1994年より渡仏。大学院での研究の傍ら、大学や専門学校で日本語日本文化講師を勤める。2000年より、ポーランド、イタリア、中国の生活を経た後、2013年フランスに戻る。旅好きでもあり、今までに訪れた国は約40ヵ国。6ヵ国語を解する能力と多様な文化に身をおいてきた経験を活かし、柔軟かつ相対的視点から、フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介中。
      Twitter, Instagram, Facebook DISQUS ID @disqus_MpLAscSgGV

    • リーダーに登録

    地球の歩き方Web特派員募集