No.539フランス北部9/14イベントまとめてご紹介

公開日 : 2019年09月13日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

新年度となる9月に入り、フランスはどこも文化イベント花盛りです。

明日9/14土曜日にも、注目したいイベントが複数あり、とても一つずつ取り上げている時間がないので、ここに3つまとめてご紹介します。

1)ベルグ(Bergues)のカリヨンコンサート

フランス北部のリル(リール)から約60km北西にある町ベルグ(Bergues)は、2008年の映画『Bienvenue chez les Ch'tis(シュティの地へようこそ)』で一躍有名になった町です。

(この映画については、No.43に、その監督ダニー・ブーンについてはNo.229で触れたことがありますので、よろしければご覧ください。)

この町もまたヴォーバン(Vauban)の手が加えられた要塞都市で、建築物も町並みも、観光に立ち寄る価値のある場所です。(ヴォーバンについてはNo.184などにも記しましたので、ぜひお読みください)。

539-1.JPG

ベルグのカリヨン

ベルグについても一度しっかりまとめたいと思っていますが、とりあえず、今日注目したいのは、2年の修復を終えて先週9月7日にリオープンした鐘楼です。この鐘楼は、UNESCOの世界遺産にも登録されているものです。

上記の映画『Bienvenue chez les Ch'tis(シュティの地へようこそ)』の重要場面で用いられたのが、この鐘楼にあるカリヨンでしたが、今回の修復工事でカリヨンもまたリニューアルされました。

そこで、50の鐘で成るカリヨンの試演奏を兼ねて9/14(土)に開かれるのがカリヨン・コンサートです。朝の10時から17時まで、カリヨン奏者がそこここから集まりカリヨンを演奏することになっています。

鐘楼の上でなるカリヨンの音は、町中で自由に聞けるものですから、予約や鑑賞料などももちろん必要ありません!お近くの方は是非お運びください。

2)リル・フランドル駅前の彫刻お披露目式

539-2.JPG

リル・フランドル駅

長い時間をかけて変身を遂げたリル(リール)のフランドル駅。その駅前に、9/14(土)アーティスト、グザヴィエ・ヴェイヤン(Xavier Veilhan)の彫刻作品『ROMY(ロミー)』がお目見えします。除幕式は、17時半から。続いてファンファーレのコンサートと、駅近くトリポスタル(Tripostal)でのカクテルが振舞われます。参加無料、予約不要です。

3)ヨーロッパ文化遺産の日の予約受付開始

539-3.jpg

ヨーロッパ文化遺産の日2019のポスター

フランスでは毎年9月第三週末の「ヨーロッパ文化遺産の日」に、美術館などの文化施設や、普段は公開されていないモニュメントが基本無料で公開されます。

今年は9月21~22日がこの「ヨーロッパ文化遺産の日」にあたります。

予約不要の場所も多くありますが、普段は公開されていない公的機関や、小さな場所などは、安全維持の意味もあり、予約が必要です。

この予約が始まるのが9/14(土)の14時。リルでは、ネット予約(サイトはこちら)あるいはリル市庁舎(Place Augustin Laurent, Lille)にて予約を受け付けています。ネットは24時間予約可能ですが、リル市庁舎の方は14時から18時のみとなります。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。