No.540仏コンピエーニュで国際花火コンクール開催!
日本で花火というと、やはり季節は夏!ですが、海外ではそうとも限りません。
フランスの場合、確かに7月14日のパリ祭には花火が欠かせませんが、夏至から間もない時期とあり、日が驚くほど長く、花火が始まるのは11時も回ってから。子どもなどは、花火開始前に寝入ってしまいそうな時刻です。
秋分に近づきつつある現在は、パリの日の入りも随分早くなり20時前後。このくらいだと花火も21時前に始められて、ちょうど良いように思います。
Les Masters de Feu 2019のポスター
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国際花火コンクール『マスター・ド・フゥ(Les Masters de Feu)』
さて、フランス・コンピエーニュでは、4年前からこの季節に国際花火コンクールを行ってきました。
コンピエーニュは、パリの北方約80kmに位置する町で、18世紀に建てられた宮殿や、歴史の舞台となってきたコンピエーニュの森が有名です。
『マスター・ド・フゥ(Les Masters de Feu)』と名付けられた花火コンクール。今年は、過去3年の受賞者3組を集めてのファイナルとなります。
(1)まず2016年の入賞者イタリアのParente Fireworks社。同社が手掛けたクウェート独立50周年の花火ショーは、2012年最も長い花火ショーとして、ギネスブックに載りました。
(2)次に2017年の入賞者は、ギリシアのNanos Fireworks社。今の代表者ナノス兄弟が4代目となる、歴史ある花火会社です。
(3)最後、2018年の入賞者はフランスのGrand Final社。2010年創立の若い会社です。
コンクールはこの三組が競いますが、それに加えて、フランスのArt Eventia社が2つの花火ショーを準備しています。
プログラムとチケット
大まかなプログラムは下の通り。
18時:開門
18時半:音楽の催し
20時:参加者の順番を決めるくじ引き
20時半:開会式とオープニングショー
21時:参加者1番の花火ショー
21時半:参加者2番の花火ショー
22時:参加者3番の花火ショー
22時半:閉会式とショー
22時50分:優勝者発表
2018年のオープニングショー Photo: FREDERIC LEPLA
国際花火コンクール『マスター・ド・フゥ(Les Masters de Feu)』
開催日時:2019年9月21日18時(開門)~23時
場所:コンピエーニュ競馬場
住所:Avenue du Baron Roger de Soultrait, 60200 Compiègne
公式サイト:https://www.mastersdefeu.com/
当日現地ではチケット販売をしていませんので、あらかじめオンライン予約が必要です。予約サイトはこちらから。
シャンパーニュやカナッペつきのVIP席、指定椅子席などは、すでに満員となっています。
今現在あいているのは、芝生エリアのチケットのみで料金は大人19.5ユーロ。毛布など芝生の上に敷けるものをご持参ください。簡易椅子などの持ち込みは認められていません。
優勝の栄誉を得るのは、イタリアか、ギリシアか、フランスか?
日本とは一味違う花火ショーをどうぞお楽しみください。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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