No.554フランス12/5スト:パリのデモ行進と警視庁の決定について

公開日 : 2019年12月04日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

パリ警視庁は昨日、12月5日パリで行われるデモの道筋に沿う商店、飲食店などの閉鎖を勧告しました。

これは、大規模なデモに便乗し、暴力と破壊行為に及ぶ輩が出ることを懸念しての措置です。

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パリ北駅 ©Kanmuri Yuki

デモのルートですが、当初予想されていたセーヌ左岸のPlace d'Italieではなく、右岸の北駅・東駅周辺が出発点となっています。

Le Figaro紙によれば、パリ北駅(Gare du Nord)向かいのDenain通りに13時から集まり、14時出発で、République広場(Place de la République)を通過してNation広場(Place de la Nation)へ向かうことになっています。つまり、通りの名前でいえば、Boulevard MagentaとBoulevard Voltaire。解散予定時間は19時です。

このルートに沿う飲食店・商店は、この日閉店となります。また、主要ルートを離れてのデモ行進もあり得ますので、この日パリにいらっしゃる方は、町を徒歩で移動する際にもどうぞご注意ください。

12月5日は、そのほかにも複数のデモが予定されています。フランス語のみですが、こちらのサイトに地図付きで詳しく載っていますので、お出かけ予定の方は事前に一度確認するようにしてください。

先日も書きましたが、デモ行進自体は本来危険なものではありません。けれども、多くの人が集まることで、小競り合いや混雑が発生するのは必定。また、上に書いたように、大抵の場合、残念ながら破壊行為を目的とする人々が紛れ込むことがよくあり、その場合は、巻き込まれてけがをする危険も高くなります。

パリにいらっしゃる方は、そのことをどうぞ念頭において行動するようにしてください。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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