No.569今夜はスーパームーン!2020年最大の月を愛でましょう
今日2020年4月7日から4月8日にかけての夜、スーパームーンと呼ばれる満月が見られます。フランス語だと、Super Lune(シュペール・リュヌ)。ついでにいうと、4月の満月はピンクムーン(リュヌ・ローズ)とも呼ばれるので、シュペール・リュヌ・ローズということになります。
煌々と光を放つ満月©Kanmuri Yuki
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地球と月の距離は、38万4400kmが平均。月の軌道は楕円なので、地球との距離は1年をとおして均一なわけではありません。月がその軌道上で地球に接近したときと、満月が重なるとき、スーパームーンが観測できるというわけです。パリ観測所によれば、具体的には月と地球の距離が36万km未満のときを、スーパームーンと呼ぶそうです(NASAの定義では、35万8000km未満だという記述もあります)。
2020年は、2月9日、3月9日、4月8日、5月7日、10月16日、11月15日にスーパームーンが観測できる計算ですが、その中でももっとも月と地球の距離が近いのが、4月8日の満月で、大きさでいえば平均より約7%大きく、明るさでいえば、30%明るいはずです。
時間はといえば、フランス時間で、4月7日18時10分~4月8日4時35分まで。
とはいえ、今現在フランス北部の日没時間は20時30分ですので、18時台はまだ明るすぎて観測は難しいでしょう。
夕方から曇りがちという予報でもありますが、雲の切れ間に窓からスーパームーンが見えることに期待しましょう。
ちなみに、ここ数年で一番大きかったスーパームーンは、2016年11月14日のこと。このときの月と地球の距離は35万6511kmしかありませんでした。
このスーパームーン、もちろん、日本でも見られます! 満月になるのは、日本時間の8日の真昼間のようですから、 8日の早朝、あるいは夕刻の月が一番大きく見えると思われます。
地球上でさまざまな憂いが絶えないこの頃、月を愛でる時間を持ち、癒しとしたいものです。
(冠ゆき)
参考記事:
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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