No.585フランス北部マスク着用が義務づけられた場所
新型コロナウイルス感染予防のため、フランスでは2020年7月20日から屋内施設でのマスク着用が義務となりました。
© Kanmuri Yuki
パンデミックにおけるフランスとマスクの関係
ちなみにパンデミック以来、フランス政府とフランス人、マスクの関係は、行ったり来たりの複雑な様相を呈しており、そのあたりのことは下の三記事にまとめましたので、お読みいただけると幸いです。
また、マスクに対する感覚の日欧の違いについては、下の記事でも触れました。興味のある方は併せてご覧ください。
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フランス、屋外でのマスクが義務なのはどの町?
さてフランスでは、屋内施設でのマスク着用義務化と前後して、自治体ごとに屋外の一部地域でもマスク着用を義務づける動きが着々と増えています。幸い、フランスのニュース専門ラジオ局フランス・アンフォが、オンタイムで地図にまとめてくれているので、参考にしてください。⇒屋外でのマスク着用を義務化した自治体地図
上リンクの地図では、緑と黄色と青でそれぞれマスク着用義務の場所を大まかに示しています。
緑は、マルシェでのマスク着用が義務。
黄色は、一部の通りでのマスク着用が義務。
青は、すべての通りでのマスク着用が義務。
フランス北部、屋外でマスク着用が義務なのはどこ?
フランス北部リルとリルを取り巻くメトロポル圏内も、8月3日から一部の屋外地域でマスク着用が義務となりました。違反者には€135の罰金が科せられます。
リル・メトロポルには95の自治体が含まれます。それぞれウェブサイトやフェイスブックのページに該当する通りの名前などを載せているようですが、自治体をまたぐ移動が日常である住民にとっては、わかりにくいことこの上ありません。
探したところ、フランス3テレビ局のニュースサイトが、リル・メトロポルの地図に、マスク着用義務の場所を書き込んだものを作成くれていました。こちらです。
ただし、答えが返ってきていない自治体もあり、この地図はすべての地域を網羅しているわけではないらしいので、ご注意ください。
基本的にリル・メトロポルでマスク着用が義務の屋外地域は下のとおりです。
・公園などを含む緑地地帯、川辺も含む。
・人通りの多い歩行者天国
・制限時速20kmのゾーンと、歩行者優先のゾーン
・パーキング
・マルシェ
・墓地
・バス、トラムの駅と、電車の駅周辺。
忘れてはならないのは、これに加えて、屋内施設もすべてマスク着用が義務になっているという点です。つまり、駅周辺と書きましたが、これは屋外の話で、そのあと駅に入れば、そこはまたそこでマスク着用が義務です。ショッピングセンターなども同様で、パーキングだけでなく、内部もマスク着用が義務ですので、ご注意ください。
こちらは、今のところ、1ヵ月間有効な取り決めとされています。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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