No.587【地図追記!】フランス北部2020年9月のブラッドリー事情

公開日 : 2020年08月29日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

No.583でお知らせしたように、9月第一週末予定されていた欧州最大の蚤の市と言われるフランス北部リルのブラッドリーは、今年2020年は中止となりました。

ただし、商店による小規模なブラッドリーが開かれる予定です。

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今年は期待できないこのごちゃごちゃ感 © Kanmuri Yuki

商店のブラッドリー

いつものブラッドリーと何が違うかというと、掘り出し物の期待できるアンティーク商品や、一風変わったコレクション、また個々人が家から持ち寄ったガラクタ然とした品物は期待できないということです。今年はその代わり、お店で売られているものがちょっとお安く手に入るという催しになると予想されます。

日程は9月5日、6日。

町の中心は歩行者天国となります。町なかにお住まいの方は、8月25日以降、市役所に出入り証発行を申し込まなければ、車の出入りができなくなるのでご注意ください。

町の中心、旧市街、ワゼム界隈のお店は、5日の土曜日は10時~20時、6日の日曜日も10時~19時と、普段より長い時間の開店が許可されます。旧商工会議所の古本市や、美術館・博物館らの開館時間はいつもどおりです。リル美術館ではBD(漫画)市も予定されています。

ジェアン(巨人)も参加!

うれしいことに町のジェアン(巨人)や大道芸人のパフォーマンス、ミニコンサートなどが町なかと旧サン・サヴァー駅で披露されることになっています。

もちろん、ムール貝をポテトフライのつけ合わせで食べるムールフリットも健在です。

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ブラッドリーの定番料理ムールフリット © Kanmuri Yuki

マスク着用は必須。また町なか70ヵ所に手洗い場あるいはハンドサニタイザーが設置される予定ですので、こまめな消毒をおすすめします。

トゥルコアンのブラッドリー

フランス北部でブラッドリーといえば、このリルのブラッドリーが最も有名ではありますが、これだけがブラッドリーではありません。周辺の自治体でも毎年ブラッドリーが開催される場所は多くあります。特に新学年度の始まりとなる9月は、毎週末のようにそこここで小規模な蚤の市が開かれています。

残念ながら、今年はそれらのブラッドリーも中止となるところが多く出ています。トゥルコアンも例外でなく、9月15日までのすべてのブラッドリーの中止を決めました。具体的には、9月5日ムナン通りの蚤の市、6日ガンベッタの蚤の市、7日サン・ルイのブラッドリーが中止となります。

【追記】

いよいよ1週間後に迫ったリルの縮小ブラッドリー。地図が公開されたのでリンクを紹介しておきます。

上をクリックすると、pdf地図がダウンロードされます。地図の中、赤と黄色に塗られた道が、歩行者専用となります。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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