No.600【速報!】仏リルのグランプラスに大観覧車の設置許可が下りました!

公開日 : 2020年11月29日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

フランス北部リルのグランプラスには、32年前から毎年この時期大観覧車とクリスマスツリーが設置されるのが恒例となっています。グランプラスからすぐ近くのリユール広場にはクリスマスマーケットが立ち、クリスマスを待つ暗く寒い季節の気分を温かく盛りあげてくれる風物詩です。

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人通りの少ない2020年のリル市内にもクリスマスの灯り©Beata Woszczynska

しかしながら、今年2020年はパンデミックの影響で設置許可が政府から下りず、つい先日の11月25日もマルティヌ・オーブレ市長が「もちろん再度申請するつもりだが、残念ながら今年は大観覧車はリルには設置できない可能性が大きい」とテレビのインタビューに答えていたところでした(BFMTVサイト)。

ところがうれしいことに、27日夜になって、客を乗せないという条件での設置許可を得ることができ、市長も、市民も、大観覧車の所有者であるマチュー・レストクワ氏も大喜び! 明日30日からさっそく設置に取りかかる予定です。

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毎年恒例リル、グランプラスの大観覧車とクリスマスツリー©J.-B. Etienne

フランスでは、昨日28日から段階的な規制緩和に移り、これまで閉店を余儀なくされていた「生活必需品以外の商品を扱う店」も、開店。市が行う町なかのクリスマスの飾りつけはすでに始まっていて、冒頭の写真と下の写真は27日夜のもの。静かながら少しクリスマスの雰囲気がにじみ出しているのが感じられるでしょうか?

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2020年クリスマスを待つリル市内©Beata Woszczynska

お店のショーウインドーに灯がともるとさらにクリスマスらしさを盛り立ててくれることでしょう。いろいろな要因が重なり、なかなか気持ちを持ち上げるのも難しいこの頃ですが、こういう小さな楽しみをちょっとずつ数えて、なんとか「冬」を乗り切りたいものですね。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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